【日本人の移籍先候補・現状整理】田中碧、菅原、伊藤洋輝…去就が注目される欧州の日本代表勢は?
MF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)
公式戦22試合出場、3ゴール5アシスト ベルギーのロンメルからレンタルされて2シーズン目、前半戦は負傷によって棒に振ったが、後半戦の活躍は目を見張る物があった斉藤光毅。エールディヴィジ第20節からは全試合に先発、左サイドで不動のレギュラーとして抜群の存在感を放った。元オランダ代表ヴィレム・ファン・ハネヘム氏も「プレーのほぼすべてが脅威になる」と絶賛している。 そして今夏の移籍市場では、ステップアップを果たすことになりそうだ。スパルタのヘラルト・ナイカンプTD(テクニカルディレクター)は「残したいとは思うが、彼も次のステップへ行くためにスパルタを選んでくれた。その瞬間が来ている。引き留めるのは不可能」と明言。契約上、一度ロンメルに復帰した後、新天地を目指すことになりそうだ。すでにオランダ王者PSVがオファーを提出したことなども伝えられており、ビッグクラブ入りへの期待が高まっている。
FW浅野拓磨(ボーフム)
公式戦32試合に出場、7ゴール1アシスト ボーフムで3シーズン目を終えた浅野拓磨。今季は公式戦7ゴールと、在籍3年間ではトップの得点数を挙げていたが、チームは最終節で入れ替え戦圏内へと転落。それでも、2部フォルトゥナ・デュッセルドルフとの入れ替え戦では途中出場から流れを変える活躍を見せ、PK戦でもしっかりとゴールを決めて残留の立役者となった。 辛くも1部残留を勝ち取ったボーフムだが、浅野を含め10選手の退団を発表。浅野にはドイツ国内の複数クラブが関心を寄せており、ボルシアMGやマインツ、アウクスブルクといった中堅クラブが新天地の候補に挙がる。本人は次なる所属先について、「成長できるチーム」と基準を設けており、ドイツ国内にこだわらない姿勢を示している。