【侍ジャパン】アライバ復活 始球式荒木氏に捕手井端監督のイジり「昨日の小学生はいい投球してた」
<ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024:侍ジャパン-チェコ代表>◇10日◇バンテリンドーム アライバが、名古屋の地で復活した。元中日の荒木雅博氏(47)が、始球式に登場した。球場のアナウンスでは「キャッチャーは高橋宏斗投手が務めます」と告げられていたが、ベンチから登場したのはグラブを手にした井端弘和監督(49)だった。 現役時代に何度もファンを魅了した二遊間での華麗な併殺プレーではなく、珍しいバッテリーでのアライバコンビ。荒木氏が72キロを投じると、井端監督と握手を交わした。 始球式前には井端監督から「昨日の小学生は、いいピッチングしてたよ」といじられ、荒木氏は「いやいや(笑い)」とたじたじ。さらに井端監督は「それよりは、いい球投げるでしょ」とたたみかけ、荒木氏は「練習はしてきましたよ、ちゃんと(笑い)」。井端監督は、さらにニヤニヤと笑いながら「あれ、(小学生は)105キロは出てた…」と本当は81キロだったが、プレッシャーをかけた。荒木氏は「108は行きますよ(笑い)」と宣言していたが、そこには届かなかった。 井端監督との再会に、荒木氏は「久しぶりでしたね、ベンチの中で井端さんと会うっていうのはね。やっぱりずっと長年、一緒に二遊間を組んできていましたから懐かしい感じが今日はすごくしました」と、しみじみ話した。「去年の秋の大会が終わった時にだいぶ痩せられていたので、これだけのプレッシャーの中でやってんだなっていうのをやっぱり感じて。今年どうかなと思ったら表情も、まだ本大会に入ってないってのもあるでしょうけど、でも相当なプレッシャーがあると思うんですよね。選手でね、僕もユニホームを着たことありますけど、全日本っていうので、やっぱり選手とはまた違う多方面にもまたプレッシャーを感じるでしょうから。その中でね、やっていかないといけないので。そういうところを考えると、ちょっとね、ほぐせる時はね、ほぐせるように、ばか言いながらやりたいなと思います」と気遣った。