「チームで政治動かすために自民党の力必要」 立憲から転身の今井瑠々氏が会見
「チームで政治動かすために自民党の力必要」 立憲から転身の今井瑠々氏が会見
2021年の衆院選に全国最年少で立憲民主党から出馬し、落選した今井瑠々氏が13日、岐阜市内で会見を開いた。立憲から離党し、自民推薦で4月の岐阜県議選に立候補すると表明しており、その理由について「政治や地域は一人では動かせず、チームで動かしていくもの。そのために自民党の皆さんの力や知恵を借りたい」などと述べた。 【動画】今井瑠々氏が会見 立憲から自民への転身を説明(2023年1月13日)
野田聖子衆院議員が同席「政党がどうのではない」
今井氏の転身は報道が先行する形で明らかになり、本人からの説明はツイッターでの表明以外では初めて。今井氏は記者会見場の岐阜県自由民主会館に同党の野田聖子衆院議員と一緒に現れ、冒頭で「ご報告が遅れ、皆様にご迷惑やご心配をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と頭を下げた。 そして、今回の転身は「それまで積み重ねてきたことを生かすための決断だった。さまざまなご意見、ご批判は真摯に受け止め、周りの大人にしっかり支えてもらいながら、地域に根を張って頑張る」と決意を述べた。また、「地元の地域の皆さんと話をする中で、私から自民党の皆さんに相談をした」と、自民党側からの誘いではなく、自身の決断であることを強調した。 野田議員は、今井氏とは「昨年12月に女性政治塾で出会った」とした上で、「他党と極端な政策の違いはなく、岐阜県も人口減少がどんどん進み、党がどうのという状態ではないため、できる限りの支援ができればと話をした」と述べた。
立憲での活動には「限界感じた」
一方、立憲に対して今井氏は「(政党の)支持率が伸び悩み、国民の支持が得られていないのでは」という思いがあったという。立憲岐阜県連の顧問によるJR無料パスの不正使用問題などもあり、「地域の皆さんの信頼を獲得していくにはどうすればいいかを考える中で、(立憲での)活動の限界を感じた」とした。 これまでの支援者に対しては、「政党が変わっても私の思いや政治信条は変わっていない。子育て世代、若者の支援をしていきたいということを真摯に説明していきたい」と述べた。 (関口威人/nameken)