大阪府「緊急事態宣言」の再延長に伴う措置を決定 吉村知事「一定の効果が出てくればバランスを考えていかなければ」
「山自体は収まりつつあるが現在も重症者の方が300人弱いらっしゃる」
会議終了後、吉村知事は報道陣の囲み会見に応じ「府民のみなさん、事業者のみなさんのご協力で、本当に大阪の感染状況はかなり厳しい状況でしたが、山自体は収まりつつあります。それでも感染者数は300人台という状況が続いていますし、医療提供体制が極めて厳しい状況が続いています。現在も重症者の方が300人弱いらっしゃる。この瞬間も医療従事者みなさんが防護服を着て命を救う活動をしてくれる、それがひっ迫した状況が続いているというのが今の大阪の現実です」と話した。 そして「変異株の感染拡大が強いということも考えますと、緊急事態宣言の延長、そしてこれに伴う措置としまして、飲食店のみなさん、お酒の提供に伴う飲食店の休業要請、カラオケの休業要請、感染リスクが高い分野についての感染対策の徹底を府民のみなさん、事業者のみなさんにご協力をお願いしたいと思います」と改めて府民に呼びかけた。
「人流を抑えるのが大阪で必要な措置」
また「大規模商業施設、百貨店、ショッピングセンターについても大きくご協力をいただいてました、今の感染状況、医療ひっ迫状況を考えた時に、休日における人流抑制をやっていく必要があります。そこにご協力をお願いしたいと思います。土・日(休日)における1000平方メートルを超える商業施設、遊興施設、テーマパークにつきましては、休日の土・日については休業のお願いをしたいと思います。平日につきましても時短の要請をいたします。あわせて平日ですがテレワークの徹底をお願いします。人流を抑えるのが大阪で必要な措置だと思っていますので、措置内容にご協力をくださいますようお願いします」と続けた。
「一定の効果が出てくればバランスを考えていかなければならない」
囲み会見で、報道陣からは「大型商業施設への休業要請など平日に時短要請など一部変更する形になったが、その理由については」という質問があった。 それに対し吉村知事は「大型商業施設であったり、イベントをされるみなさん、テーマパークであったり様々なみなさんのご協力があって減少傾向にあるというのを実現できています。これはそこに営業の自由がある中で負担をお願いするということをやってきて大きな効果が出ているという側面もあります」と述べた。 また「これを維持してやっていかなければならないんですが、ずっと制限するというのもそこにも生活やくらしがあるわけですから、一定の効果が出てくればバランスを考えていかなければならないと思っています。そうはいっても平日は時短をお願いするわけですから。なんとか感染減少を確かなものにして、医療提供体制が極めてひっ迫していますので、なんとかこれをさらに減少させていくということが必要だと思ってます。感染減少が続けばひっ迫度は解消されてきますので、そこについてのしばらくの時間を与えていただきたいと思います」と続けた。