【ボートレース】川井萌 息抜きは海外旅行「知らない人ばかりの場所に行くのが楽しい」
【女子ボートレーサー・インタビュー 川井萌(22=静岡)後編】 ――師匠は吉村誠選手。師事しようと思った理由は 川井 デビューして1年半くらい師匠がいなかったんですけど、そこで誰にしようか迷っている時期に練習にもたくさん来てくださっていろいろ教えてくれたんです。教え方が上手だし1つ聞いたら10倍にして返してくれる。そこで師匠を決める時にお願いしようと思いました。調整に関しても師匠はすごいので見習いたいと思ってます。初優勝もすごく喜んでくれました。祝勝会もしていただく予定です ――師匠から言われていることは 川井 プロペラの情報交換とかは毎節してます。レースに関してはやっぱりプロペラで決めるので。このペラは押してなかったねとか、進んでなかったねというのはLINEとかでコメントをいただいてます ――持ち味は 川井 豪快なレースがしたいと思っています。今はできていないけど、それを目指しています。自分は道中が下手なので、1Mで決まるようなレースを狙っています。 ――デビューから現在までフライング(F)は3回と少ない 川井 あんまりコンマ0台とか行けてない。スタートが遅いので、その分だと思います。2021年8月の浜名湖で初めてF(コンマ+05)を切った時にトラウマになってしまって…。スタート力は人並みだと思ってます。 ――ボートレーサーを目指したきっかけ 川井 高校生の時に浜名湖ボートを見に行って、レースの迫力とか格好良さにあこがれて目指すようになりました。養成所の試験は3回目で合格しました。高3の秋に高校を中退して養成所に入ったんですけど、早くレーサーになりたかったので迷いはなかったです。 ――学生時代のスポーツ経験は 川井 テニスを中学生の時にやっていたくらいで、ほぼないです。運動神経も自信は全然ないんですよ。 ――デビューして3年10か月がたった 川井 早かったですね。がむしゃらにやってたらあっという間に時間がたっていた感じです ――現在レースに向けて取り組んでいることは 川井 浜名湖へ練習に行く以外ではパーソナルトレーニングに通ってます。主に体幹を鍛えるトレーニングをしていて軸がブレなくなったとは言われました。昨年から行ってるんですがレースの結果につながっているのかは分からないですね。 ――筋肉もついてきた 川井 体幹のトレーニングなのでムキムキにはなってないですよ(笑い)。 ――同期には養成所チャンプの清水愛海選手や先にVを決めた仲道大輔選手、登玉隼百選手らがいる 川井 同期の活躍は刺激にはなってます。でも情報交換とかはそんなにしなくて、みんなで遊びに行ったり普通に仲がいいです。清水愛海ともレースの話もするけど、海外旅行によく一緒に行ったりしてます。 ――旅行が息抜きになっている 川井 海外に行くのが好きですね。今まではグアム、タイ、韓国、香港などに行ったことがあります。特にハマっているのは韓国。1時間半で行けるし、暇があったら行く感じ。もう何回も旅行してます。いつも5泊くらいはしてますね。 ――海外旅行の魅力は 川井 知らない人ばかりの場所に行くのが何か楽しいんですよ。言葉が違うけど、それもまたいい、みたいな。宿舎でも旅行の本をよく読んでいます。この節が終わったらここに行こうとか考えてモチベーションを上げています。
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