丸いお尻と細いウエスト、太陽のようなオーラを放つ小倉あれずが審査員オール1位票で日本大会初優勝!「全てにおいて150%を出し切る」
「去年の自分には全部勝った。あとは150%出すだけ」 【写真】THE砂時計ボディ!小倉あれず選手のバックポーズ
これは9月28日に投稿された小倉あれず(おぐら・あれず/27)選手のインスタグラムの一部を抜粋したものだ。翌日の29日に岡山県で開催された『JBBFオールジャパン フィットネス チャンピオンシップス2024』(以下オールジャパン)では、冒頭の言葉通り洗練されたステージングで会場を魅了する彼女の姿があった。 小倉選手が活躍するのは、ビキニフィットネス158cm以下級。昨年優勝した佐野愛美選手が今年はやむなく欠場し、女王が不在の状態だった。普段から連絡を取り合ったり、食事に行ったり、佐野選手と親交が深い小倉選手は「出たくても出られなかった佐野選手の思いも知っています。そんな彼女の思いも全部のせて私が獲りに行こう、という気持ちで臨みました」と心情を語る。 「正直、私には特段長けているものってないんです。栃木県の田舎に住むただの一般人なんですが、そういう人でもこの競技では勝てるということの証明もしたかったんです」 もちろん優勝への道のりは簡単なものではない。100%では昨年の自分に勝てないと思ったからこそ、「食事もトレーニングもポージング練習も妥協せず、全てにおいて150%を出し切る」という思いで、大会当日まで進んできた。 自分一人だけではなく、仲間のためにも立ったステージ。その結果は予選から決勝までオール1位票での完全勝利だった。表彰式を終えた小倉選手に大会の率直な感想を聞くと、「めちゃくちゃ楽しかったです」とストレートな返答が。 ピックアップから決勝審査まで、太陽のようなオーラを放っていた小倉選手。「芸能人やインフルエンサーなどの有名人でなくても、希望を与えられる存在になりたい。そして、私を見て笑顔になってくれたらうれしい」と、輝くような笑顔で話してくれた。
次戦は10月6日に大阪で開催される『グランドチャンピオンシップス2024』だ。誰かに勝つのではなく、己に勝つ。ここでも150%を出し切ることを目標に、「誰よりもビキニフィットネスが好きという気持ちを伝えられるステージにしたいです」と小倉選手。 いよいよ、明日10月6日、さらなる進化が予想される “新・小倉あれず” のステージに期待が膨らむばかりだ。 【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:小笠拡子 撮影:中島康介