大谷翔平 決起集会参加 ワールドチャンピオンへVIP用レストランで一丸!ロハス「良い機会だった」
ドジャースがパドレスとの地区シリーズ(5回戦制)を前にドジャースタジアムで2夜連続で決起集会を開いたことが3日(日本時間4日)、分かった。ミゲル・ロハス内野手がチーム練習で明かした。一丸ムードが高まった中、大谷翔平選手(30)はこの日、変則ルールの紅白戦に3日連続で出場し、山本由伸投手(26)はパドレスとの第1戦での先発に変更された。またナ・リーグのワイルドカードシリーズ(3回戦制)第3戦がミルウォーキーで行われ、メッツがブルワーズを下して2勝1敗とし、フィリーズとの地区シリーズ進出を決めた。 本拠地のバックネット裏にあるVIP用レストランで行われた決起集会。選手と球団スタッフが集まって食事をしながら、地区シリーズの対戦相手が決まるパドレス対ブレーブスのワイルドカード・シリーズを2日連続で観戦したことを明かしたのは、リーダー格のロハスだ。 「僕たちにとって一番の焦点はこれから3、4週間、一緒にいることだと思う。今が大事な時なのは分かっている。何か特別なことをする良い機会だったから、みんなで集まりたかったんだ」 大谷と山本も参加。野球以外の話題でも盛り上がり、会場は遠征に出た時のような一体感が生まれたという。ロハスは「試合を見ながら、目の前で起こっていることをみんなで共有できたのはとても特別なことだった。チームに役立つことだと思う」と振り返った。 前日までの練習は完全非公開も、この日は公開。大谷は室内で調整後、練習の最後に実施された変則ルールの紅白戦に3日連続で参加。1、2番コンビを組むベッツが不参加で独自調整をする中、四回までに2打席に立ち、二ゴロと空振り三振で快音こそなかったが、自身初のポストシーズンを前に意欲的だった。 周囲も大谷の意気込みを感じている。フリードマン編成本部長は「信じられないほどの集中力を見せている」と大谷の状態を表現。「10月の舞台に立つ彼を楽しみにしている。(交渉や入団会見が行われた)昨年12月にこの10月の話をしていた。彼はその瞬間をすごく楽しみにしていると思う」とにこやかに話した。 5回戦制の短期決戦。第2戦ではダルビッシュと4月14日以来の対戦が待つ。チームメートたちと気持ちを一つにして、大谷が究極の目標に向かって突き進んでゆく。