みんなの党元代表「政策実現の前に…」政局のカギ握る“第三極”国民民主党の行方は
自公政権の維持か、野党による政権交代か、与野党各党の思惑が渦巻く中でカギを握るのが、自民でも立憲でもない“第三極”国民民主党です。かつて、第三極として旋風を巻き起こしながら党の分裂に至った『みんなの党』元代表・渡辺喜美さんに成功と失敗を分けるものは何か聞きました。 【画像】みんなの党元代表「政策実現の前に…」政局のカギ握る“第三極”国民民主党の行方は
■野田氏が要請「総理指名で私を」
立憲民主党の野田代表は30日、午前中には日本維新の会の馬場代表と、午後には共産党の田村委員長と相次いで会談を行いました。 立憲民主党 野田佳彦代表 「民意は自公政権に対してノーという国民の意思表示でございましたので、政権を変える大きなチャンスでもある。ぜひご協力をお願いしたいと。首班(総理)指名選挙では、私『野田』とぜひお願いをしますと」 野田代表のアプローチに、各党は…。 共産党 田村智子委員長 「決選投票では対応については前向きに検討をしたい」 前向きな返事の一方で、つれない答えも…。 日本維新の会 馬場伸幸代表 「大きな大義、また具体的な改革案がなければ、我々はくみすることはないと」 日本維新の会 藤田文武幹事長 「(Q.現状では馬場さんの名前を書くと)そうですね」 この数日、行く先々で記者に囲まれている玉木代表も…。 国民民主党 玉木雄一郎代表 「勝つ見込みのない野田さんに入れるわけにはいきませんから。1回目も2回目も『玉木雄一郎』と書くのが、一番、我々に託してくれた民意にかなうものだということで、今日その方針を確認しました」 11月11日にも行われる見通しの総理指名選挙。1回目の投票では誰も過半数を獲得できず、決選投票になる見通しです。決選投票では、石破氏と野田氏の得票が多かった方が総理に選ばれますが、維新と国民がそれぞれ自分の党の党首に投票すれば無効票に。石破総理が選ばれる公算が大きくなりつつあります。