みんなの党元代表「政策実現の前に…」政局のカギ握る“第三極”国民民主党の行方は
■見えぬ“野党結集”…政権交代は?
政治部野党キャップの村上祐子記者に話を聞きます。 (Q.野党が一枚岩になるのは、なかなか難しそうな情勢です。それでも立憲民主党は政権交代を目指していますか) 村上祐子記者 「立憲の野田さんはかねて、今回の選挙での政権交代を主張してきたので、議席を大幅に伸ばした今こそ最大のチャンスではあるのですが、今は厳しい状況です。元幹部は『本気で政権を取りたいなら、維新や国民の要求を丸のみするぐらいの覚悟を示さないといけないが、できていない』と、党内から本気度を疑う声も出ています。取材するなかでも、維新や国民が求める政策に応じる動きはなく、むしろ“政治とカネ”の問題の他には“選択的夫婦別姓”や“教育の無償化”など、各党で一致できる政策での呼び掛けに留まっています」 (Q.選挙ではあれだけ政権交代を訴えてきて、本気度が見えてこないのはなぜでしょうか) 村上祐子記者 「立憲サイドの本音としては、政権交代に向けての準備不足というのがありそうです。実際、党内からは、高揚感よりも『まだ準備ができていない』『今政権を取ってしまうと安定しない』といった声が聞かれます。仮に今、政権を取ったとしても、参議院では自公が圧倒的に数の優位にあるので、いわゆる“ねじれ国会”となり、政権運営が進まなくなる可能性があります。現実の目標として、勝負をかけるのは来年の参院選にというのが本音だと思います」
テレビ朝日