「総理、また散髪かよ」密着記者も驚く2週に1回ペース 岸田首相は歴代で最も床屋好き?一体なぜ?
これ以外では、ちょうど4週間、間が空いたことが1回。2022年8~9月のケースだ。新型コロナウイルスに感染した岸田首相は、外遊を取りやめ、オンラインで執務するなど、外出を控えなければいけない状況だった。 髪を切らない期間の「最長記録」を作ったのは、実は最近だ。昨年12月23日に散髪納めをした岸田首相。その次が今年1月28日で、間隔は36日間に及んだ。岸田首相にとっては、いつもの2倍を超える異常事態だった。 理由は明白、元日に発生した能登半島地震だ。政府の非常災害対策本部を連日開催するなど、震災対応に時間を割いてきたのは間違いない。避難生活が続く被災者の心情に配慮したとの理由もあったかもしれない。さらに自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、宏池会(岸田派)の解散を決めるなど対応に追われたという事情も重なった。官邸筋は「散髪に行っている場合ではなかった」と1月を振り返る。 久しぶりの散髪の2日前、26日には通常国会が召集された。「裏金国会」とも呼ばれる厳しい論戦の長丁場に備え、タイミングを見計らった散髪だったのかもしれない。