「自主性のある子ども」に育てたいなら…机に向かって勉強することを「歯磨きくらい自然な習慣」にする方法
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【画像を見る】子ども4人は中学受験も経験!「“おバカタレント”と呼ばれた僕が息子の塾に通った理由」 今回は、with class mama第4期メンバーのまーやさんに、子育て大先輩のつるのさんが、ご家庭で実践していた幼児期の子育て方法や大切にしていたことについて伺ってもらいました。
Q.自主性が育つ、つるの家の幼児教育のポイントは何?
まーや:私自身が3歳の女の子を絶賛子育て中ということもあり、幼児教育や子育て法に関心があります。つるのさんのご家庭では、5人のお子さまたちが、それぞれ留学をされたり、進学校で勉学に励まれていたりと、すくすくたくましく成長されているご様子なので、幼児期からどのような子育てをされていたのか、ぜひお話を伺いたいです。
子どもたちに「勉強しなさい」と言ったことはない
つるの:うーん、その質問をされると答えに困るんですよね。カナダに留学中の長男の詠斗は、無事成人を迎えましたし、長女のうたはCAを目指して来年留学の予定。次女のおとはカナダ留学を終えて、夢に向かって新たな“学び”をスタート。三女のいろは中学で、勉学と部活動に励む日々……という、つるの家の様子をSNSなどでご覧になった方々からは、「どのようにしたら、そんなに自主性を持った、すばらしいお子さんに育つのでしょう?」と聞かれることがあります。でもね、我が家の5人の子どもたちを見てもわかるように、だれ一人として同じ道を進んでいないし、個性も性格もバラバラ。同じ両親を持ち、同じ環境で育っているにも関わらず……です。それに、特別な教育方針のもとに何かをやらせていたこともないんです。 そもそも僕は、みなさんもご承知の通り、“おバカタレント”として一世を風靡(笑)したくらい。学生時代も全然勉強をしてこなかったので、親になったからといって、子どもに「勉強しなさい」っていうのは、なんか違うなと思っていましたしね。 まーや:子どもたちに「勉強しなさい」って、まったく言わなかったのですか? SNSなどでは、お子さまたちがそろってテーブルで勉強されている姿を度々拝見しました。みなさん自主的に集まって勉強されていたということでしょうか?