井上忠政が年間8Vを飾り最高の仕事納め/ボートレース芦屋
ボートレース芦屋の「BTS金峰開設20周年記念」は8日、5日間シリーズの最終日を迎え最終12Rで優勝戦が行われた。 6号艇が下河誉史になったことでコース取りから注目の一戦だったが、誰も譲る気配はなく展示も本番も枠なり3対3の隊形でスリットへ正対。インの井上忠政から松下一也、山一鉄也がコンマ16、14、14のSだったのに対して、ダッシュ勢は松村敏と西野翔太がコンマ10、下河がコンマ13とやや優勢なタイミングでSを決めたが、今シリーズの機力3強でもあったスロー勢がそれぞれ伸び返す。インから先マイした井上はやや流れたかに見えたが、ターン後期からグイッと舟を向けると立ち上がりで差した松下、まくり差しを狙った山一を一気に突き放し、バックでセーフティーリードを作った。 次位争いはバックで松下が山一を外に押し出す形になり、松村がやや遅れた位置から2Mを先取り。松下は差し遅れながらもパワーで迫ったが、2着争いは松村が制した。松下が3着を確保し、2連単1-4は340円、3連単1-4-2は910円でともに2番人気での決着だった。 若松、びわこと連続優勝で乗り込んできた井上は、勢いそのままにドリームを含む初日2走を連勝。2日目は6号艇の1走で4着だったが、3日目には再び連勝でシリーズリーダーの座を奪取し、準優、優勝戦と他艇を寄せ付けずに逃げ切った。これで3連続優勝で年間優勝は8回と荒稼ぎ。F休みを控える身で優勝戦が今年ラストラン。準優後には「今年がいい一年だったと言えるかは優勝戦次第。しっかり8回目のVを挙げて、今年の仕事納めとしたい」と語っていたのだが、最高の1年だったと言えるだろう。
マクール