エアリズムに柔軟剤はNG? 夏用インナーのお手入れ方法
年に一度の大掃除より、日々の“小”掃除。整理収納アドバイザーとお掃除スペシャリストの資格を持つ筆者が、1日の終わりに10分でできる掃除や片付けのポイントをお伝えします 【画像】シルクのインナーは肌触りが抜群。写真はボディヒンツ「シルク100%天竺 タンクトップ インナー」 本格的な夏を前に、エアコンの点検や夏物寝具に交換するといった準備を進めている頃でしょうか。外出時の衣類も、涼しさを重視した商品が多く販売されています。 またシャツの下に着ることで、夏は冷感、冬は保温の効果があるだけでなく、汗や体臭の悩みを解決してくれる高機能インナーなどもあり、1年を通じて着用している方も多いといいます。 今回は、夏の高機能インナーの特徴とお手入れ方法・収納のポイントをご紹介します。 ■ サラサラ肌触りが人気 ユニクロ「エアリズム」 高機能インナーで人気のユニクロ「エアリズム」。速乾の「ドライ」、肌に触れるたびにひんやりと心地いい「接触冷感」、汗のニオイを抑える「消臭」など、夏特有のお悩みを解消するための機能があります。 エアリズムは汗が素早く乾いてサラサラ快適な肌触りの素材として人気。ということは乾燥スピードが速いということ。お洗濯後の乾きも速く、助かります。 ただし、この高機能を維持するための注意点があります。柔軟剤成分が生地をコーティングすると汗の吸収と発散作用が低下してしまうため、少し面倒ですが、日常的に柔軟剤を使っている場合は、別洗いをおすすめします。 また、着用を続けていると繊維の奥に入り込んだ汗や皮脂が落ちきらず、ニオイやシミが取れにくくなることもあります。その際は酸素系漂白剤で浸け置き洗いしましょう。 洗濯方法は以下の通り。 ・40℃くらいのお湯にオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を適量入れ、30分ほど浸け置きする ・水ですすいだら軽く絞り、洗濯ネットに入れて洗濯 ・天日干しをする ■ 敏感肌でも安心な天然素材 肌に直接触れるものはなるべく天然素材にしたい、コットンやシルクなどやわらかい肌触りが好き、という方も多いことでしょう。 化学繊維の摩擦で肌の赤み・かゆみに悩まされているなら、吸湿性に優れている綿やシルクも選択肢のひとつ。肌の弱い方、アトピーをお持ちの方や小さなお子様などには、おすすめしたい素材です。 デメリットは化繊素材に比べると乾きにくくシワになりやすいこと。夏場の衣類として、速乾性の面では高機能インナーに劣りますが、薄手の生地を選ぶなど調整して着心地を楽しむのもいいでしょう。 ネットに入れて洗濯し、干す前にシワを伸ばして陰干ししてあげると長くキレイに着ることができます。 ■ 薄手のインナーをすっきり収納したい 薄手のインナーはキレイにたたんで収納しても、いつの間にか崩れてしまう……そんなお悩みをお持ちの方には、便利な収納アイテムを使うことをおすすめします。 ニトリの「引出し整理ボックス(8マス)」は、仕切りの中に1枚ずつインナーウェアを入れるだけで整った引き出し収納が完成!! 適当に畳んでも、仕切りがあるだけで出し入れしやすいからストレスも解消。お子さんでも、簡単に出し入れができますね。キッズサイズならTシャツやパンツも収納できるサイズです。 幅・奥行き・高さを揃えた15マス、24マスタイプもあります。組み合わせて使うと、ショーツや靴下、ストッキングなども収納できますよ。 ■ 夏物インナーの簡単なたたみ方 薄手でたたみにくい夏物インナー。たたんだ後も崩れにくい簡単な方法を紹介します。 ・後ろ身頃を上にして広げる ・両はじから内側に向けてたたみ、縦長の状態に ・肩ひもを内側に入れ、首側から1/4の位置でたたむ ・裾側からも同じように1/4の位置でたたむ ・折り返した裾の袋になった部分に、首側を折りたたんで入れ込む ・収納する たたみ方に迷うカップ付きインナーも、同様にコンパクトにたたむことができます。 ・後ろ身頃を上にして広げる ・縦半分に畳んでカップを重ね合わせ、肩ひもをカップ内に入れる ・裾側から1/3の位置でたたむ ・裾の袋になった部分にカップ部分を折りたたんで入れ込む ・入れ込んだら完成 ・収納する このたたみ方の1番のメリットは、つまんで持ち上げても形がキープされること。せっかく畳んだのに持ち上げた瞬間に崩れてしまうことがありません。 ■ ラベルをしておくとさらに便利 たたんでしまうとインナーの種類の区別がしにくい場合、ラベル表示しておくと、出し入れがしやすいですよ。ダブルクリップにラベルシールを貼って、仕切りに付けておくと一目でわかるので便利です。 年々厳しくなる暑い夏、自分に合ったインナーを選んで、快適に過ごしたいですね。
家電 Watch,丸 マイ