スウェーデン中銀、下期に最大で3回の利下げを示唆-6月は据え置き
(ブルームバーグ): スウェーデン中央銀行は27日、金利据え置きを発表した。7-12月(下期)に最大3回の利下げを実施する可能性を示唆した。
中銀は政策金利を3.75%で据え置いた。消費者物価の伸びはほぼ予想通りだが、最近の基調的圧力の上昇が「漸進的な」行動の必要性を強調していると論じた。
「インフレ率は基本的に望ましい方向に進んでいるが、経済活動はやや弱含み、通貨クローナがやや上昇していることから、政策金利見通しは下方修正された」と説明。「インフレ見通しに変化がなければ、政策金利は下期に2、3回引き下げられる可能性がある」と表明した。
中銀は5月に8年ぶりの利下げを実施。テデーン総裁は下期になるまでは追加利下げはないと示唆していた。
中銀はこの日、追加利下げの時期には触れなかった。次回政策決定は8月20日。
原題:Riksbank Signals as Many as Three More Rate Cuts This Year(抜粋)
--取材協力:Joel Rinneby、市倉はるみ、Stephen Treloar、Alastair Reed、Christopher Jungstedt、Love Liman、Christian Wienberg、Zoe Schneeweiss.
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Niclas Rolander