「マイコプラズマ肺炎」と「肺炎」の違いを医師が解説 10・20代に発症者が多くなる?
編集部まとめ
マイコプラズマ肺炎は、風邪と似た症状から始まり、軽症の場合は自然治癒することもありますが、放置すると重症化するリスクがあります。とくに子どもや若年層が感染しやすい一方、高齢者や基礎疾患を持つ方は重症化しやすいため注意が必要です。正確な知識を持ち、早めの診断・治療を心がけることで、重症化を防ぐことができます。予防には、日常生活での手洗いや咳エチケットの徹底が鍵となります。今年の流行を受け、適切な対策を講じて健康を守りましょう。
【この記事の監修医師】 忽那 賢志 先生(大阪大学大学院医学系研究科 感染制御医学講座教授) 山口大学医学部を卒業後、救急医療などの現場で経験を積み、その後、感染症を専門とするようになる。2009年から奈良県立医科大学感染症センターで研修し、2010年には市立奈良病院で勤務。2012年より国立国際医療研究センター国際感染症センターに勤務。主な著書に「感染症診療とダニワールド」(シーニュ、電子書籍)、「みるトレ 感染症」(医学書院)、「症例から学ぶ 輸入感染症 A to Z」(中外医学社)、「専門医が教える 新型コロナ・感染症の本当の話」(幻冬舎)など。
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