元巨人の広畑塁が現役引退…西武のファームで裏方としてNPBに復帰
巨人で育成選手としてプレーし、オーストリアや日本国内の独立リーグでも捕手としてプレーしてきた広畑塁氏(29)が今季限りで現役引退し、来季から西武で裏方として第二の人生に進むことが12日までに、わかった。 広畑氏は立正大から17年に育成5位指名を受けて巨人入り。18~20年まで巨人でプレーし、21年にはオーストリアに渡り、オーストリアン・ベースボール・リーグ(ABL)のウィーン・ワンダラーズに在籍した。22年は九州独立リーグの大分B-リングス、23年は北海道独立リーグの士別サムライブレイズでコーチ兼任選手、今季は再び九州独立リーグに戻り、熊本の火の国サラマンダーズで野手総合コーチ兼選手としてプレーを続けていた。 再びNPBに選手として復帰することを目指してきたが、熊本を退団することを決めたタイミングで現役引退を決意した。「これまで僕に携わってくださった指導者の方々やチームメイト、チームスタッフ、たくさんの方々のお陰でここまで現役を続けられました。支えてくれた家族も含めて、みなさんに感謝のひと言です」。 選手としては復帰できなかったが、NPBで新たな人生をスタートする。西武と12月2日に契約。ファームのブルペン捕手兼用具担当兼人材開発部部員として、働くことが決まった。「また違った形でNPBの世界を経験できるのは、幸せです。現役は終えますが、新たなチームで今度は選手をしっかりサポートしたいと思います」と笑顔で現役生活に別れを告げた。
報知新聞社