G1デビュー果たした21歳ガールズケイリン選手が爪痕残す「来年は全部出られるように」/競輪祭女子王座戦
小倉競輪のナイター「第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は21日、3日目を迎えた。初G1を走り終えた熊谷芽緯(21歳・岩手=124期)に話を聞いた。 養成所時代から積極的なレースで着々と先行力を磨いてきた熊谷。年間のバック回数は40回オーバー、デビュー2年目ながら先輩ガールズたちに引けをとらない実力派だ。
「モットーは“らしくあれ!”。母からもらった言葉です。どんな時でも自分らしく、そういう意識を持って頑張りたい。その文字が書かれた横断幕があるんですけど…、さすがG1、横断幕がいっぱいで見つからなかった」 その言葉の通り、初のG1の舞台を前に熊谷は“らしさ”を貫いた。 初日から物怖じしない先行で3日間バックをとる競走を披露。 最終日を終えて「変に後ろからよりも、一昨日、昨日みたいに前でレースを運ぼうと。着こそ悪いけど、自分のレースはできたと思う」とすがすがしい表情を見せた。
大舞台を経験し、表情豊かな熊谷は更に目を輝かせる。 「緊張しまくりだったけど、最終日にしてやっと雰囲気に慣れたかなって。勉強になった開催でした。来年は全部のG1に出られるように頑張ります!」とインパクトを残した初G1。この経験を糧にステップアップを図る。(アオケイ・八角記者)