サーフィン歴45年の俳優・宍戸 開が60歳で“全日本大会”に挑戦。筋トレは週7、頼るのは本能
あと2年で還暦を迎える俳優の宍戸 開さん。眼光の鋭さと躍動感ある肉体は年齢を感じさせないどころか、年を重ねてきたからこその飄々とした力強さがある。 【写真8点】「俳優・宍戸 開が60歳で『波の神様』に挑戦」を写真でチェック
聞けば、筋トレは日常的に欠かさず、趣味のサーフィンで挑戦したい夢もあるという。現在58歳、オーシャンズ世代の少し先を行く宍戸さんの現在地を聞いてみた。
60歳で全日本サーフィン選手権に挑む理由
宍戸さんが挑むのは、2026年NSA全日本サーフィン選手権の「カフナ」。“波の神様”を意味するカフナの出場要件は59歳以上。同大会の最年長クラスである。 「実は過去にも全日本にチャレンジしていて、2回戦で敗退してるんです。優勝はワールドカップで金メダルを取るくらい難しいから、まずは東京予選通過を目指します」。
愛でるようにボードに触れるしぐさから、宍戸さんとサーフィンとの付き合いが長いことがうかがえる。実は中学生から波乗りを始めた超古参のサーファーだった。 「サーフィンを本格的に始めたのは中2かな。経歴でいえば45年くらいなんだけど、僕がそこまでサーフィンをやってきたことを知る人はほんの一握りだと思います。 このまま、80になってもずっと波に乗っていたいんですよ。ハワイにも日本にもいるじゃないですか、おじいちゃんになってからサーフィンを始める人。すごいですよね。僕もそうありたいなって。だから、60歳で大会に挑戦するという試練を自分に与えることで、一歩そこに近づきたいと思ってます」。
週7の筋トレで本能的に鍛える
全日本の大会が近くなればギアを上げるつもりだが、常日頃から波に乗るコンディションは整えているという。確かに、宍戸さんの立ち姿からでも体幹の強さが伝わってくるが、それは日々の筋トレの賜物のよう。なんと、週7日、筋トレをする猛者だった。 「サーフィンに関係なく、トレーニングはずっと続けてるんですよ。週2回はパーソナルトレーナーに付いてもらって、それ以外の5日間は最低3時間はジムにいますね」。 世間のジムの平均滞在時間は1時間程度だというから、3時間は並大抵じゃない。いったい、どんなメニューをこなしているのだろうか。 「ストレッチと自重トレーニングをまずは1時間。次はマシンで集中的にトレーニングします。『上半身の日』『下半身の日』に分けるスタイルなので、上半身の日なら『胸・肩・背中』を4~6種目。1時間だったり、90分だったり、30分だったり。 その日その日で本能的にいいと思える範囲をやって、残りの1時間は必ずサウナに入ります」。