サッカー元日本代表の「A級ライセンス」はまさかの「ラクロス」、中沢佑二がサッカー指導者は「ない」
サッカー元日本代表でJリーグ横浜F・マリノスOBの中沢佑二さんが、読売新聞ポッドキャスト「ピッチサイド 日本サッカーここだけの話」に出演。解説者席に座ったときの独自の心構えのほか、2人の娘の影響ではまったラクロスの魅力や子育て論についても語った。 【音声】中沢佑二はロス五輪を本気で目指す
ある解説者の方たちはメラメラ
中沢さんは2019年に現役引退後も、スポーツニュース番組などメディアで目にする機会も多い。引退をきっかけにサッカーの見え方も変化したという。
「選手目線から指導者目線になる。教えるつもりはないんだけどね(笑)。選手じゃないから悔しい思いがない。自分が出ていない試合で勝たれたら『チクショー』って思いがあったからこそ現役だったと思うけど、引退したから悔しくもない。本当にいちファンとして『頑張れ』っていう感じ」
番組MCで元日本代表の槙野智章さんも共感を示しつつ、「ある解説者の方たちは代表の試合で『いや、俺だったら』とか、まだメラメラしてる人いるんですよ。ゴンさん(中山雅史)とかケイスケ君(本田圭佑)とか(笑)」と応じた。
サッカー指導者は「槙野に任せてる」
中沢さんはスポーツ番組などで解説するときに決めているルールがあるという。「選手たちの選択に『いや、こうした方がいいよね』ってのを絶対に言わないようにしている。(視聴者は)解説の人を正確だと思っちゃうから。例えば失敗を『そこは縦パスじゃなくて横パスだったよね』って言っちゃうと、その選手の評価が下がるから。僕は選手たちの瞬間瞬間の判断を尊重したい」
一方、サッカー指導者の道は考えていないとも明言する。
「ない。大丈夫、槙野に任せてる。槙野のチームが出来たら応援するから。何かあったら行くから。同じ世代の選手だった人たちが監督やってたら助けに行く。いつでも行く」
「ラクロスについて調べるようになるじゃん」
サッカーの指導者には興味を示さない中沢さんだが、あるスポーツでは違うようだ。中沢さんの2人の娘は、アメリカの大学でラクロス選手としてプレーしている。
「娘が中学校の部活でラクロス部に入ったのがきっかけだから、そんなに深い話じゃないのよ。バドミントン部、陸上部、ラクロス部で迷ったらしいんだけど、一番楽しそうで、一番雰囲気がいいのがラクロス部だったらしくて、そこでラクロスにハマって」