サッカー元日本代表の「A級ライセンス」はまさかの「ラクロス」、中沢佑二がサッカー指導者は「ない」
「親だから練習とか試合とか見に行くよね。ルールも分かんないんだけど応援してて、娘は負けて悔しい、泣く。もっとうまくなりたいってアスリートっぽくなっていくわけ。親として、こうした方がいいんじゃないって指導しなきゃいけないから、ラクロスについて調べるようになるじゃん。(自分も)『あれ、ラクロスもっとできないかな』みたいな欲が出てきて、そこからラクロスにハマっていった」
「A級持ってるんで。サッカーはC級すらないけど(笑)。(ラクロスは)A級ライセンスがあると大学の指導者になれる。S級があると国際試合とか(コーチとして)フル代表を見られたりするから、S級を取る気持ちはある。サッカーのS級は取りにいく気もない」
ラクロスは2028年に開催されるアメリカ・ロサンゼルスオリンピックの正式競技に採用された。中沢さんも指導者としてロス五輪を目指しているという。ラクロスはアメリカ、カナダ、オーストラリア、イングランドが4強。「娘情報によると、アメリカとカナダはずば抜けちゃってるらしくて」。五輪競技に採用されたことも追い風になり、日本国内でもラクロスの注目度は高まっている。
「親があれこれやらせるよりは」
近年は「インドア派」な子どもが増え、スポーツをしない子どもが増加傾向にある。親が子どもにスポーツの楽しさを伝えるにはどうすればいいのだろうか。
「環境が厳しくなりましたよね。サッカーダメ、野球ダメ、いろんなことがダメっていう公園が増えて、気軽にスポーツができない。親も忙しいし、スマホや携帯ゲーム機でちょっと遊べるようにもなって選択肢も増えた」
「過保護な部分もあるよね。(親の)気持ちも分かる。(自分の子たちが)娘だったから、目の届くとこに置いておきたいってのもある」と、中沢さんは社会の現状に理解を示しつつも次のように語る。
「まず外で遊ぶっていうことの楽しさ。楽しく外で遊ぶことからスタートすればいいんじゃないかな。いきなりスポーツに入っちゃうとできないし、できないとやめちゃう子も多いと思う。親子で楽しむことからでいいんじゃないかな。親があれこれやらせるというよりはね」とアドバイスした。