地元食材 × 地元料理人「長崎の食」盛り上げ目指す生産者ツアー 全国に向けブランド発信も!《長崎》
NIB長崎国際テレビ
島原半島の農家や漁協を飲食店の経営者らが訪れ、生産現場を視察しました。 質の高い厳選素材をリサーチし、長崎の食のブランド向上につなげます。
(生産者) 「火山灰なので、ミネラルが豊富で水はけもいい」 (経営者) 「火山灰が(土に)混ざっているのが、特色よね」 長崎の食のブランド向上を目指す『グルメシティ長崎協議会』が行った生産者ツアー。 飲食店やスーパーなどの経営者ら、13人が参加しました。
はじめに訪れたのは “島原百年生姜” の栽培で知られる農家。 ミネラル豊富な土で育ったショウガは、繊維質が少ない上にキメ細かく、市場での評価も高いそうです。
(有限会社 亜紗 藤井智明 代表) 「みずみずしくて甘い。市販の物とちょっと違う。ぜひ使ってみたい」 (老李 李 宗賢 代表) 「台湾の生姜よりもおいしい。辛さと甘みと旨味がびっくり。こういう機会でないと、こういう深い話を聞けないので、すごく勉強になった」
経営者らは、ショウガの効能や栽培方法など 真剣にヒアリングしました。 (株式会社「人作」松本 直也さん) 「経営者の人がどのような商品を作れば売りやすいとか、買いやすいというふうにつながるのかというのを、実際に目で見て聞いてできるので、その分 励みになる」
続いて訪れたのは、南島原市の深江町漁協の “クルマエビの養殖場” です。
(生産者) 「海外には売っていない。今、関西の市場が主」 (経営者) 「長崎に残してほしいね」
引き締まった身と甘さが特徴の養殖クルマエビ。
参加者は生きたまま食べる『踊り食い』で堪能したほか、出荷の様子を観察しました。 (グルメシティ長崎協議会 東 雄一 事務長) 「長崎県内は足を運べば “こんな食材があったんだ!こんな生産地があったんだ!” というのがたくさん見つかる。
実際、(食材を)つくる人と調理する人が一緒にタッグを組めば、熱い思いの相乗効果で さらに長崎の食が盛り上がっていくと信じて、取り組みをずっと続けていきたい」 グルメシティ長崎協議会では、今後も離島を含む県内の生産者の元を訪ね、ブランド向上につなげたいと話しています。