【日本ハム】今季7勝の金村尚真 来季2桁勝利へ秋季キャンプ「変化球の精度を高めたい」
日本ハムの金村尚真投手(24)が来季の「シーズン2桁勝利」に向け今月1日から本拠地(エスコン)で行われている秋季キャンプで連日、精力的に汗を流している。 プロ2年目だった今季は通算成績が29試合で7勝6敗、防御率2・38。シーズン序盤は救援陣の一角を担い、5月以降は先発ローテーションの一人としてフル回転し、チームのリーグ2位躍進に大きく貢献した。 この数字に関しては本人も「今年の目標が『1年間(一軍で)回ること』だったので。そこはしっかり出来たのでよかったと思う」と一定の評価を示す。だが、数字以上に満足出来なかったのが投球内容だったという。 毎試合ゲームを作ることは出来た反面、不用意に先制点を与えたり先発として最後まで投げ切れない試合が少なからずあった。その反省を踏まえ、今から課題克服に向け動き出している。 「僕の場合、見た目の(今季)数字は悪くないですけど、やっぱり(エースの伊藤)大海さんとかは先制点を与えないとか確実に0点で抑える試合が多いですから。抑える場面を確実に無失点で抑える。僕に足りないところはそこなので。そのために今から一つ一つの変化球の精度を上げて、来年はしっかり勝てるピッチャーというのを目指したいです」(金村) 来季目標を問うと「最低でもシーズン2桁勝利です。勝ち星は運もありますがいい投手はその数字が高いので」と力を込める金村。チームのリーグ優勝には欠かせない存在だけに来季3年目右腕には早くも期待が高まる。
東スポWEB