立体迷路で事故 消費者事故調がリスク認識の欠如を指摘
木造の立体迷路で6人がけがをした事故で、消費者庁の消費者安全調査委員会は、雨で木材の腐敗が進んでいたことや、安全基準を規定する法律がなかったことなどを指摘する報告書をまとめました。 この事故は、2021年10月、兵庫・加東市の「東条湖おもちゃ王国」で、木造の立体迷路アトラクションの3階の床が抜け落ち、7歳の女の子を含む6人が重軽傷を負ったものです。 報告書では、事故の原因として、雨により床を支える木材が腐り強度が低下していたほか、補強のためボルトを打ち込んだ際に防腐処理を行っていなかったことなどが指摘されました。 そのうえで、遊園地運営者や行政など、すべての関係者にリスクの認識が十分でなかったと結論づけました。 消費者事故調は、こうした施設の安全基準を規定する法令がないことや、同様の立体迷路が全国に40カ所あることなどから、経済産業省などに対し、安全基準を策定するよう要請したほか、同様の施設に専門家を派遣して調査するよう求めました。
フジテレビ,経済部
【関連記事】
- 【速報】東京・文京区小石川の共同住宅で火事…消火活動続く 火元は建物の屋上付近か 東京消防庁
- 「うそなら刑事告訴していない」伊東純也選手に2億円賠償請求された女性が異例の会見…伊東選手側は「ストーリー自体が虚偽」
- サッカー伊東純也選手に2億円の賠償請求された女性が異例の会見「誠実な謝罪求めたい」雑誌で性被害訴えも伊藤選手側「ストーリー自体が虚偽」
- 【速報】東京・晴海地区で相次いだ“謎のキーボックス”設置 不動産会社社長の男(52)書類送検「スムーズに案内したかった」 警視庁
- 【解説】“永遠の化学物質”「PFAS」の健康への影響は?岡山など全国111地点で基準値超え検出…全国初の自治体による血液検査を実施