京都工学院は初戦で聖光学院と対戦 FB広川陽翔主将「感動してもらえる試合を」勝てばBシードの中部大春日丘
第104回全国高校ラグビー大会(27日~来年1月7日・花園)の組み合わせ抽選会が7日、大阪・豊中市内で行われ、3回戦までの対戦が決まった。4度の優勝を果たした前身の伏見工時代から9大会ぶり21度目、2016年の校名変更からは初めての出場となる京都工学院は27日の1回戦で聖光学院(福島)と対戦する。 2連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)、今春の選抜大会を制した大阪桐蔭、石見智翠館(島根)のAシード勢と、前回大会準優勝の東福岡、東海大大阪仰星などBシード10校は30日の2回戦から登場。準々決勝、準決勝のカードは改めて抽選で決める。 京都工学院のFB広川陽翔主将(3年)は聖光学院とは対戦経験がなく、イメージは「わからない」としたが、抽選を終え「めちゃくちゃスイッチが入りました」と気合十分。「(伏見工時代から続くトレードマークの)赤黒のジャージーを花園で待ってくださっている方がいると思う。応援してくださる方が感動してくれるゲーム、気持ちの入ったタックル、ひたむきなディフェンスを見せたい」と誓った。 京都工学院は初戦を突破すれば、2回戦はBシードの中部大春日丘(愛知)とぶつかる。同校とは練習試合をしたり、今夏には合同で合宿を行った関係といい、大島淳史監督は「切磋琢磨させていただいてきたチーム。我々はチャレンジャーとして戦い、乗り越えたい」と力を込めた。 また、優勝候補の大阪桐蔭は長崎北陽台-城東(徳島)、桐蔭学園は流通経大柏(千葉)-富山第一の勝者と初戦の2回戦で激突する厳しいゾーンに入った。 大阪桐蔭の綾部正史監督は「この大会に合わせてベストな状態を作っていくだけ。(初戦として)良い相手と対戦できる」と歓迎。桐蔭学園のFL申驥世(しん・きせ)主将(3年)は「厳しい試合になると思うが、勝てば自信になるし、流れもつかめる」と前向きで「去年(昨年度)の優勝は去年のこと。連覇を考えず、自分たちの代らしく優勝したい」と闘志を燃やした。