大物日本人選手を逃し続けるヤンキース、今回も佐々木朗希の争奪戦から脱落か「キャッシュマンGMは貴重な機会を十分に生かせなかったようだ」米メディア確信
ポスティングシステムで米球界移籍を目指す佐々木朗希の去就決定が近づいているようだ。2025年を迎えた段階で、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ロサンゼルス・ドジャースの3球団に候補が絞られたと米メディアが報じている。 【画像】期待と緊張感に包まれた、佐々木朗希の初ブルペンを特集!! もちろん、佐々木陣営の水面下での動きが公となったわけではない。それでも獲得レースから“脱落”したとみられる球団のトピックも出てきている。 「ブロンクスのファンが過度に期待するのはまだ早い。むしろ、その逆だ」 そう訴えるのは、米メディア『FanSided』だ。面談した球団のひとつとされるニューヨーク・ヤンキースの動向を振り返る特集記事で、佐々木との面談が希少な機会であったとしながらも、すでに契約できる見込みがないと見通した。 「ササキとの面談に対する評価が明らかになるにつれ、ブライアン・キャッシュマンGMは貴重な機会を十分に生かせなかったようだ。市場で最も注目されている選手との初対面は、ニューヨークが見せるべき雰囲気とは言い難いものだった」 また、米放送局『YES Network』でヤンキースを担当するジャック・カリー記者の反応を紹介。西海岸を望むと見込まれる佐々木に対し、「カリー記者は“ドジャースやパドレスから引き離すのは難しいだろう”と述べている」と綴っている。 こうした状況を受けて、『FanSided』は「ニューヨークにとって厳しい結果だ。ヤンキースはササキに対して過度な期待を寄せていなかったようだが、獲得できれば大きな成功となったはずだ。ササキが加わればリーグで最強とも言える先発ローテーションを構築できるだけでなく、チームの柔軟性を大幅に高められただろう」と伝えている。 近年、ヤンキースは大物日本人選手の争奪戦に名乗りを挙げるも契約に至っていない。今回も海を渡る若き右腕への思いは、届かずに終わるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部