「確率論的テロ」が横行?問われるアメリカ政治の病根
7月17日、米ウィスコンシン州ミルウォーキーのファイザーブ・フォーラムで開催された共和党全国大会の様子。7月13日の暗殺未遂事件の歴史的な画像がスクリーンに大きく映し出された(写真:ブルームバーグ)
7月トランプ暗殺未遂事件は、アメリカの風土では起こるべくして起こった事件といえる。その原因として政治家が政敵を強い表現で非難することによって生み出される「確率論的テロリズム」を指摘する声が盛り上がっている。本コラムを著したマティア・フェラレシはイタリアの新聞「Domani」の編集長で、2019年ハーバード・ニーマンフェロー。 イタリアではドナルド・トランプに関する複数の著書を執筆している(原題は The Trump Shooting Reveals the Hallmarks of American Political Violence )。© Project Syndicate 1995-2024
本文:2,406文字
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マティア・フェラレシ