モノキニビキニが似合うしなやかな曲線で魅了した26歳 「最終目標は“肩カンガルー”」
「最終的な目標は、“肩カンガルー”になることです」 カンガルーのような肩を目指す篠田実佑(しのだ・みう/26)さん。ボディコンテスト、サマー・スタイル・アワード(以下、SSA)において、モノキニビキニで女性的に引き締まった肉体美を競うビューティーフィットネスモデル部門で地方予選で優勝を飾り、12月8日(日)のFINAL(決勝大会)に臨む期待の選手の一人だ。 【写真】篠田実佑さんのしなやかな曲線ボディ
篠田さんは飲むこと食べることが大好きで、トレーニングを始める前の体脂肪率は35%とかなりふくよかな体型からボディメイクを始めた。現在は17%に絞られた身体だが、食への探究心が強い篠田さんの減量食は、個性的な選手が揃うSSAのなかでもオリジナリティを極める。 ※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。 「朝は雑穀米と、ツナ缶と卵をレンジでチンしたものに黒ゴマとカカオニブをかけて、水切りヨーグルトを混ぜたものを食べています。夜は、もやしときゅうりとトマトとアボカドに切ったちくわを和えて、酢と米酢ともずく酢、納豆を混ぜたものです」 栄養はしっかりと摂りつつも、自身のなかでの美味しさを最大限に求めた末のレシピだという。 また、パーソナルトレーナー兼スタジオインストラクターとして女性の美しさを作り上げるなかで、しなやかな筋肉を育むために欠かせない要素としてストレッチの重要性を挙げる。 「筋肉はすぐに柔らかさを失ってしまうため、ストレッチは毎日行うのが大切です。私は毎朝、気分転換もかねて“卍ストレッチ(脚を卍型に開き、股関節と大殿筋や内転筋の柔軟性を高める)”を15分から30分行うほか、下半身の張り対策にポールでの筋膜リリースと骨盤職人でのケアを欠かさないようにしています。これらを始めてから胸郭の柔らかさやお尻の可動域が上がり、トレーニング効果の上昇だけでなく日常でも身体が楽になりました」 トレーニング以外のボディアプローチにも注力したことで、昨年よりも進化した肉体で最終戦に臨めると意気込みを表した。 「弱点である上半身、特に肩と背中のアウトラインの強化を頑張ってきた成果を見せられるように頑張りたいと思います」 千差万別のボディメイクで培った肉体美が揃う最終戦が、まもなく幕を開けようとしている。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代