「夢しかない」旧車&ネオクラシックカーでしか得られない“楽しさ”と“大変さ”「やっぱり困ることも多い?」
デメリット1:現代のクルマより維持費がかかる
メリットがあれば、残念ながらデメリットも存在します。まずは「現代のクルマより維持費がかかる」ことについて、触れないわけにはいきません。 メンテナンス代全般/部品代/ガソリン代/重課税…などなど。旧車&ネオクラシックカーは高い確率で、何かと出費がかさむものです。 だから余裕のある人は、イベントや天気のよい日のみ動かし、日常の移動手段としては別の新しいモデルに乗る、という人も少なくありません。 さらに「せっかくなら雨風をしのげるガレージも作ってしまおう」なんて気になってくると、これらも加算されとんでもないことになりかねません。 はたして総額でいくらかかったのか。古いクルマのオーナー間では、恐ろしくて計算しない(できない)といったエピソードも、笑い話のひとつです。
デメリット2:現代のクルマより故障するリスクが高い
機械である以上は、避けて通ることができないのが”故障”です。パーツのサビや、ヒビ割れ。乗っても乗らなくてもクルマは確実に経年劣化していき、それが止まることは通常ありません。 “腕利きの主治医”が完璧にメンテナンスしたとしても、部品が寿命を迎えた時点で故障してしまうでしょう。 出先で故障してもある程度対応できるように、必要な工具や使用頻度の高い純正部品を愛車に搭載しているオーナーも少なくないはずです。 「手がかかる子ほど可愛い」といわれますが、まさに旧車&ネオクラシックカーにこそふさわしい表現かもしれませんね。
デメリット3:純正部品の確保に苦労する確率が高い
意外に思われるかもしれませんが、旧車&ネオクラシックカーにおいて、輸入車よりも日本車、しかも国内専用車の方が、純正部品の確保に苦労する確率が高いものです。 第2世代スカイラインGT-R(R32以降)など、メーカーが再生産してくれるケースも増えてきましたが、それでも大多数の日本車は純正部品が欠品か、製造廃止(再生産される可能性がない)状態です。 製造廃止である場合は、ネットオークションなどを駆使して入手するしかありません。一般的にマイナーな日本車であればあるほど、部品の確保に苦労するようです。