「良い学区」と信じて買ったマンション…突然届いた「学区変更のお知らせ」に驚愕 売却価格にも影響するのに…
「人気の小学校区」「〇〇中学の学区・お問合せ多数!」…。物件情報を眺めていると、ファミリー向けマンションや分譲戸建てのPR文章に「学区」について記載をよく見かけますよね。 【漫画】「この小学校に通学させたい!」と思ってこのマンションに決めたはずが…(全編を読む) 「小学校まで徒歩5分!」とかであれば「通学が安心」なことなのかな…などとイメージしやすいですが、「人気の小学校区」とはどういうことでしょうか? 公立学校なのに「人気」や「不人気」があるの?…と疑問に思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そんな「校区/学区」とマンション選びの関係について、思ってもみなかったトラブルに巻き込まれた方の話を聞きました。
「良い学区」と信じて買ったのに
Aさん(関西在住、40代、フリーランス)一家がマンションを購入したのは、長女が幼稚園、長男が生まれたばかりのころでした。Aさんには姉が2人いますが、どちらも子どもに中学受験をさせていました。Aさんも同じように子どもには中学受験を考えていたため、マンション選びの優先事項として「教育熱心=中学受験率が高いとされている小学校区」にこだわりました。 当時住んでいた賃貸住宅の近くにあった小学校は、中学受験率が低いことを偶然知りました。そのなかで子どもが放課後の遊びを断りながら塾に通うのは大変そうです。中学受験を意識しているママ友から情報収集をした際も、受験することに担任の先生の理解が得にくかったり、受験前の感染症対策にも学校と家庭で温度差を感じたりするとも聞きました。 そして、「〇〇小は隔年で荒れる年になるって聞く」「△△小はPTAの参加率や運動会のマナーも悪いみたい」などなど…小学校によってまったく評判が違うことも知り、ますます次に住むのは「いい学校区にしておかないと」という気持ちが固くなったAさん一家。 その後、人気の小学校区で大手分譲会社が建てたマンションの一室を抽選で勝ち取りました。そして、大満足で、子どもたちの進学を迎えるはずだったのですが…。