奈良公園で1日だけの「無料K-POPライブ」に県予算2.7億円 “費用対効果”疑問視する声も… 山下知事「これからの日本や韓国を担う若い世代の交流が重要」
■事業費2.7億円含む補正予算が可決 “費用対効果”の指摘に山下知事は…
奈良県議会では16日、複数の議員から反対意見が出されながらも、K-POPライブの費用などを盛り込んだ補正予算が可決しました。議会のあと、山下知事は… (山下知事)「今後、日韓関係を安定的に保つうえで、若い世代がこれからの日本や韓国を担っていく。若い世代の交流が重要だと考えて今回こうした企画をやろうと」 また、「天平祭」と比較した費用対効果の指摘については… (山下知事)「(天平祭の)県民の認知度が、県が実施したアンケートでは17%くらい。11年やって認知度17%しかいないイベントであれば、続けるよりも、もっと趣向の違うイベントをするほうが費用対効果が高いかなと」 財源について知事は、奈良県が以前に開催した「シルクロード博覧会」という事業の収益金を積み立てていて、ライブ費用の全額をここからまかなうと答えました。 ――Q.知事は『コスト削減』政策が多かったが、なぜ1日だけのイベントに2.7億円を? (山下知事)「削るだけが知事の仕事だとは思っていないので、必要な事業には必要な予算をこれまでもかけていた。コスト削減だけをしている知事ではないということを、まず指摘させていただきたい」 (『newsおかえり』2024年12月16日放送分より)