侍トップチーム初選出の25歳「楽しいです」 “世代の中心”を担った男が国際試合で「いい経験ができている」
侍ジャパンは11月9日、プレミア12に向けた強化試合として「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本VSチェコ」をバンテリンドームナゴヤで行い、7-1でチェコに快勝した。 【プレミア12写真】侍ジャパンが再び世界一に挑む!宮崎-名古屋で始動、そして決戦へ この日、途中出場した清宮幸太郎は7回表に守備から桑原将志に代わって左翼に入ると、その裏、3-1から源田壮亮の三塁打で無死三塁の好機で打席が回り、右中間を破る適時二塁打で4点目を入れた。 25歳は侍ジャパンのトップチームに初めて選出され、宮崎合宿では初日から井端弘和監督に「久々にいいバッティングを見せてもらおうかみたいな、圧をかけられました」と明かしたが、それだけ指揮官も清宮の打撃に期待をかけている。 練習中も笑顔で、国際試合でも気負わず取り組んでいる様子が伺える清宮は「楽しいです。トップの人たちと野球できることはなかなかないので。いい経験ができている」と充実感を漂わせた。 長打力が期待されるが「理想のスイングをした結果がホームランだと思う」と話しており、自分のスイングをすれば自ずと結果はついてくると信じる。 「後悔のない準備といい調整ができれば、結果は後からついてくると思う」と、残り1試合の強化試合を経て、いよいよ13日のオーストラリア戦へと向かう。 「清宮世代」と言われ、世代の中心を担った男が侍ジャパンのトップチームで存在感を見せるときがきた。背番号「3」が日本を再び世界一へと導く。 [文:別府勉]