「ご飯の早炊き」は通常と比べてどれだけはやく炊けるの? 早い分、電気代の節約になる?
※経済産業省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2023年度版」より筆者作成 炊飯時間は同じでも消費電力が低い「エコ炊飯モード」を搭載している炊飯器もあります。電力料金の目安単価を31円/kWhとした場合、炊飯3合を1回の消費電力が普通炊きは180Whで約5.58円、エコ炊飯は165Whで約5.12円となり、1年間で約168円の節約につながる可能性があります。 また、炊飯器で節約するには、保温時間を少しでも短くすることがポイントです。タイマー予約などをうまく活用しましょう。
早炊きでおいしく炊くためには
まず、お米を洗うときはお米を割らないように丁寧にとぎましょう。お米が割れるとでんぷん質が溶け出してしまうため、炊き上がりのご飯が水っぽい食感になる原因につながるとされています。 そして、ご飯が硬めに炊き上がるのを防ぐために効果的な方法は、炊飯前にお米を15分前後浸水する時間をつくることです。せっかくの早炊きですが炊き上がりまでの時間は余分に必要です。 そして炊き上がったら、すぐに水分をとばすためにご飯の粒をつぶさないように切るようにほぐしましょう。余分な水分がとぶため、食感もよくなり、粒に艶も出るといわれています。 早炊きモードでは「お米が硬い」「水っぽい」といったデメリットもありますが、少しの工夫でおいしいご飯になります。
早炊きと普通炊きでは電気代に大きな差はない
早炊きは短い時間で炊けるため、電気代が節約できるように感じられますが、実際にはほとんど差はないようです。また、機種によっては強火力を活用して短時間で炊き上げるため、普通炊きよりも電力消費が多いケースもあります。 電気代の節約だけならエコ炊きなど別の方法を検討してみてください。 出典 タイガー魔法瓶株式会社 炊飯器の早炊き機能はどれくらい早い?早炊きと普通炊きの違い 象印マホービン株式会社 炎舞炊き 経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2023年度版 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部