「24年秋に現在の保険証廃止を目指す」河野デジタル相会見10月13日(全文)
事実上の義務化になるのではないか
朝日新聞:朝日新聞の渡辺といいます。入ってますかね。マイナ保険証についてお尋ねしたいんですけれども、大臣、これまでも利便性を高めて取得してもらうのが王道であるというご説明をされてきました。今回、保険証がなくなるということになると、事実上ほかの選択肢がなくなって義務化になるんじゃないかと。これ、マイナポイントについては先日、邪道だということをおっしゃっていましたけれども、あらためてこの政策についてはどうお考えになるか、お聞かせください。 河野:転職、就職、退職のたびに今、保険証が切り替わらなければならないということで、私もこの数年間、何度となく切り替えをやりましたが、そうしたことが必要なくなりますので、利便性は上がってくるんだろうと思います。また医療のDXというようなことを考えたときに、やはりこのマイナンバーカードをはじめとする基盤整備というのは必要になってくると思いますので、将来的な医療の質の向上であったり、さまざまなことで利便性が高まっていくと思っております。 朝日新聞:関連してもう1点だけ。24年秋という時期のめど、これ何か、今の普及率とかとの計算で置かれているのか、どのような背景があるのでしょうか。 河野:さまざまなことを総合的に判断して24年秋ということにいたしました。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:テレ朝、佐藤さん、お願いします。
24年秋の実現に向けた課題は
テレビ朝日:テレビ朝日の佐藤と申します。同じくマイナ保険証についてお伺いします。24年の秋の実現、目指すということですけれども、それに向けて現状、大臣が考えられている課題、具体的にどういうものがあるかと、それをどう乗り越えていきたいとお考えなのか、その2点をお願いします。 河野:まずしっかりと取得をしていただくというのが大事ですし、医療機関がこれに対応できるような、今、カードリーダーの申し込みがもうすでに医療機関の8割を超えております。まだ、システム改修が必要になりますので、運用開始をしてるところは3割と、ちょっとギャップがありますが、そこはしっかり頑張っていただきたいと思っております。 そのほか、訪問介護など、対応をこれからやっていかなければいけないところがありますので、間に合うようにしっかりやっていきたいと思っております。 テレビ朝日:取得する側、例えば新生児の保険証をどうするかとか、その辺りはいかがでしょうか。 河野:もちろん生まれたばかりの赤ちゃんのカードをどうするかとか、そういうカードの様式についても考えていかなければいけない部分があると思いますので、そこは今、総務大臣、厚労大臣と一緒にこれから検討してまいります。 司会:はい、どうぞ。