【ABC特集】客席だけじゃない ステージ上も“子連れOK”なオーケストラ 「好きなことをして輝きたい」 パパママを応援する交響楽団の公演に密着
育児やお仕事に追われて、最近なかなかやりたいことができてない・・・そう感じてるお母さん方、必見です!親子で気兼ねなく楽しめる、ユニークなオーケストラを取材しました。 今回やって来たのは神戸文化ホール。気になる楽団はリハーサルの真っただ中。よく見ると、舞台の上に子どもの姿がちらほら・・・ ――Q.みなさんはどういったオーケストラなんですか? (馬場京子さん)「一番大きい特徴は、子どもを連れて活動できるオーケストラです。子どもがいる状態って、社会にとって普通じゃないですか。その普通な状態のまま、音楽をやろうという」
自らも3人のお子さんのママである馬場さんが楽団を立ち上げたのは2014年。 その名も『西宮きらきら母交響楽団』。 “お母さんになってもやりたいことをやって輝きたい”そんな思いが込められています。
音楽経験のあるママさんを中心に現在、団員は約60人。練習のときだけでなく、本番の舞台にも子どもと一緒に上がることができます。 ――Q.子どもと一緒に演奏できるのはどう? (会社員)「仕事と育児でいっぱいいっぱいになってしまう日々なんですけど、そのなかで自分の好きなことをできる時間っていうのが、すごく幸せ」 (バイオリン講師)「子どもと一緒に舞台に上がるのは、ほぼほぼできないので、いい経験をさせてあげられているのかなと思います」
子ども連れで参加できるのは、お客さんも同じ。クラシックの会場にたくさんのちびっ子たちが集まりました。 果たしてどんなコンサートになるのでしょうか?
(大仁田アナリポート) 「舞台上にお子さんが上がろうとしています、ハイハイで。それをなんとかお母さんが食い止めています」 「演奏が始まって1時間近く経ちますが、じっとできなくなったのかな?」 「寝てしまいました。素敵な音楽に癒されてぐっすりです」 コンサートが終わり、来場したお母さんに話を聞いてみました。 (来場者)「楽しかったです。子供がいると聴く機会がどうしてもとれないので。リフレッシュできました」
娘さんと一緒に演奏した、会社勤めのお母さんは・・・ ――Q.娘さんの演奏はいかがでしたか? 「120点です」 ――Q.このオーケストラはどんな存在? 「自分の人生を豊かにしてくれるもの。赤ちゃんだった子が、こうやって一緒に遊んでくれるので」 育児も音楽もありのまま楽しむ。ママが舞台で輝くオーケストラは、親子の絆も育んでいます。 (『newsおかえり』2023年11月27日放送分より)