アロンソ、2024年シーズン終盤は肩の怪我と戦っていた「年齢は関係ないよ……マシンがとにかく跳ね回っていたんだ」
アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソは、2024年シーズン終盤を肩に怪我を負った状態で戦っていたようだ。これは年齢とは関係なく、レース数が多すぎること、そしてそんな多くのレースを、跳ね回るマシンと格闘しながら戦わなければいけなかったことが原因だったようだ。 【ギャラリー】昔はお金のかけ方も桁違い……ド派手&衝撃のF1発表会、歴代10選 2023年のアロンソは、度々表彰台を獲得するなど、所属チームのアストンマーティンとともに大躍進を遂げた。しかし2024年はマシンの戦闘力が低迷。結局1度も表彰台を獲得できぬまま、シーズンを終えることになった。 そんなアロンソは、最終戦アブダビGPの際に、肩に怪我を負っていたことを明かしていた。 「結構厳しかったけど、シーズンの展開やマシンの調子にも左右されるんだ」 アロンソは肩の怪我についてそう語った。このグランプリにアロンソは、負傷した肩に包帯を巻いて臨んでいた。 「マクラーレンやフェラーリ、メルセデスならば、マシンが跳ねたりすることもなく速く走れるから、ずっと楽だろうけどね」 「僕らのマシンに乗っていると、肩を負傷した状態で6レース走ることになるよ」 アロンソは現在43歳。2025年の7月には44歳となる。若返りが進むF1グリッドにおいては、超人的な活躍とも言える。しかしこの怪我は、年齢とは関係ないと、アロンソは断言する。 「痛みを抑えるために薬を飲むだけだ。それだけだよ。年齢は関係ない。僕が体調を崩すと、すぐにみんなは43歳だからね……と思うかもしれないけどね」 「以前パルクフェルメで、ドライバーたちみんなが地面に倒れているような、そんな時もあった。でも僕はかなり元気だったし、彼らよりもずっとダメージが少なかった」 「マシンが跳ね回らなかったり、シートに快適に座っていることができたら、こんなことにはならなかったはずだ。そして移動も大変だった。シーズンの最後はラスベガス、カタール、アブダビと3週連続開催だった。途中でイベントのためにサウジアラビアにも行かなければいけなかったから、とにかくあちこちを頻繁に行き来したんだ」 「来年は48時間でも、72時間でも家に帰れるように努力するつもりだ。スケジュールも少し調整して、もっと良い状態でレースに挑めるようにしたいと思う」
田中 健一 Mario Galán