エアージャパン、787機長1月から募集へ AirJapanとANA両便運航
新ブランド「AirJapan」を運航するANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のエアージャパン(AJX/NQ)は、ボーイング787型機を運航する機長のキャリア採用を2025年1月から始める計画を進めている。 【写真】今年2月に就航した新ブランドAirJapanの初便 12月時点で公開している今年4月の募集要項によると、応募資格は、1)定期運送用操縦士技能証明書の所持、2)航空英語能力証明(レベル4以上)の所持、3)第1種航空身体検査証明書の所持、4)航空無線通信士の所持、5)日本で制限なく就労できる日本居住者、6)本邦エアラインJET機の3年以上の機長経験、7)機長飛行時間2500時間以上(JET機において機長飛行時間1000時間以上を含む)を挙げている。 1月の募集では、募集要項が変更になる可能性があるとしており、エアージャパン社では募集開始時に改めて募集要項を同社のウェブサイトに掲載するとしている。 エアージャパン社は、ANAグループで国際線チャーター便を担うワールドエアーネットワークとして1990年6月29日に設立され、不定期航空運送事業免許を1991年2月8日に取得。2000年7月5日に現社名「エアージャパン」に変更し、787の運航は2018年から始めた。現在は全日本空輸(ANA/NH)の国際線のうち、東南アジア路線を中心に787を運航しており、今年2月に就航した新ブランドであるAirJapan便の運航開始後も継続しており、両ブランドを運航できる点を訴求している。 AirJapan便は、FSC(フルサービス航空会社)のANA、LCC(低コスト航空会社)のピーチ・アビエーション(APJ/MM)に続くANAグループ第3のブランド。主にインバウンドをターゲットとしており、1路線目の成田-バンコク(スワンナプーム)線を今年2月9日から、ソウル(仁川)線を同月24日から、3路線目のシンガポール線を4月26日から運航している。
Tadayuki YOSHIKAWA