まるでマジック!?不思議な『レンズクリーナー』 鶴や富士山…折り紙みたいに折れるのがかわいすぎる
いまや日常生活になくてはならないアイテムとなった、メガネや液晶画面などの汚れを拭きとるためのポリエステル製クリーナー。 【写真】不思議すぎ!? ポンポンと投げるだけで元の形に戻るクリーナー「Peti Peto」使い方 実はいま、まるで折り紙のように鶴や富士山などの形に折れるクリーナーが話題を集めています。かわいい見た目に加え、形状記憶によりポンポンと数回投げるだけでマジックのように元の形に戻るという点も注目ポイント。 ポケットサイズの不思議なクリーナー「Peti Peto(プチペット)について、販売元の株式会社100percentの担当者に話を聞きました。 ――「Peti Peto」はどのような商品? 【担当者】 折り紙で作る動物をモチーフにしており、メガネレンズや液晶画面などの汚れを拭き取るポリエステル素材のポケットサイズクリーナーです。 ポリエステル素材にプリーツ加工を施すと形状記憶するという特性をいかして折り込んで加工することで、広げても元の形に戻る布が完成しました。 ポンポンするだけで元の形に戻るのに最適な生地を、ポリエステル100パーセントの生地100種類以上のなかから試し、生地の厚みなど試行錯誤を重ね、2010年に販売を始めました。 ――名前の由来は? 【担当者】「Peti Peto」とは、ラテン語で「Peti(小さい)」「Pet(動物)」という意味があります。かわいらしく折られた布クリーナーは、いろいろな場所に連れて行きたくなる身近なペットのような存在になることから名づけられました。 ――開発のきっかけは? 【担当者】 デザインは、インテリアデザイナーの方と共同で手がけています。以前から弊社のファンと言ってくださっていたのが縁で、「一緒にものづくりができたら」とご提案をいただき、同商品を一緒に作っていきました。 実は、当初は食事で使うナプキンとしてアイデアが生まれました。そこから、折加工を施すなどの試行錯誤を経て、プリーツ加工にたどり着きました。 素材は、コットン100パーセントなどの天然素材を使いたかったのですが、プリーツがかからないため、ポリエステル100パーセントの生地に変更しました。そうすると生地としての吸水性がなくなりナプキンには不向きとなったため、携帯やメガネを拭くレンズクリーナーへと用途を変更していきました。 ――これまでにどのような反響があった? 【担当者】「G20大阪サミット2019」では、日本から富士山の形のPeti Petoの注文をいただき、主賓に対してのギフトとして採用いただきました。外交の場のツールとして使っていただけたのかと思うと、とてもうれしかったです。 ――どこで購入できる? 【担当者】 弊社のオンラインストアからご購入いただけます。メガネやサングラス、スマホ、タブレットなどのクリーナーとして、お世話になった上司へのプレゼントや海外出張の際のお土産としてご購入いただいています。 ☆☆☆☆☆ 担当者は、「プリーツ加工はスカートやカーテンなどの身近にある加工ですが、“見せ方を変えるだけでこんなヒットにつながる”というのは、私たちにとっても盲点でした」と話します。 プリーツ加工のように、日常にありふれているものが大きなヒット商品につながることもある。そんなきっかけを探してみるのも良いかもしれません。 ※ラジオ関西『Clip』2024年11月21日放送回より
ラジオ関西