安藤忠雄や黒川紀章、レトロ建築まで名建築が多数!梅雨とは無関係なベストシーズンの北海道は建物を見る旅がおすすめ
北海道といえばおいしい食べもの、豊かな自然などを思い浮かべる方は多いと思いますが、その大いなる地に根差した素晴らしい建築の数々も魅力です。基本的には梅雨がなく、過ごしやすい気候の北海道。そんな観光のベストシーズンに北海道を訪れ、名建築を堪能してみませんか。 【写真集】安藤忠雄やレトロ建築など多彩で見どころ多数!北海道の名建築
北海道庁旧本庁舎/北海道・札幌
北海道の象徴であり、「赤れんが」の愛称で広く親しまれてきた煉瓦づくりの北海道庁旧本庁舎。現在使われている新庁舎ができるまで長年に渡り道政を担ってきた、歴史ある建物です。 1888年に建てられたこのアメリカ風ネオ・バロック様式の建築は現在~2025年3月まで、改修工事のため休館しています。貴重な改修工事期間中の様子に触れつつ、リニューアルオープン後の姿を心待ちにしましょう。 札幌駅から徒歩約5分と都心部にありながら、美しい庭園で四季を感じることができるのも魅力です。
モエレ沼公園〈イサム・ノグチ〉/北海道・札幌
世界的な彫刻家イサム・ノグチが「全体を1つの彫刻作品とする」というコンセプトで基本設計を手掛け、その遺作となった、札幌市の総合公園です。 広大な敷地にシンボリックな山や噴水、遊具などが配されている様子は「大地の彫刻」と称され、自然とアートが融合した、四季折々の美しい景観を楽しむことが できます。 ゴミ処理場の跡地を公園化したことや、屋内施設に地域固有の自然エネルギーである雪を活用した冷房システムを導入していることなど、自然環境保全の観点からも、世界に誇るアートパークです。
星野リゾート トマム 水の教会〈安藤忠雄〉/北海道・勇払
日本を代表する建築家、安藤忠雄さんが手掛けた「水の教会」は、北海道の中ほどに位置するリゾート地「星野リゾート トマム」内にあります。 大自然のなか、水面に佇む十字架が印象的な教会です。 平常、日中は結婚式で使用されているため非公開ですが、建築の見学を希望する方のため、夜に一般公開されている点が非常にうれしいところ。 幻想的な夜の教会を、予約不要で自由に堪能することができます。見学可能な時間は、20:30~21:30 (21:25 最終入場 ※「星野リゾート トマム」の営業期間に準ずる)です。