意外と難しいって本当?! 初めて『カブ』に乗ったとき感じること6選!
5)2人乗りした感じがちょっと特殊
スーパーカブシリーズの乗車定員は2名。国内で正規販売されるスーパーカブシリーズはパッセンジャーが掴まるためのグリップが付いたスチール製リヤキャリアを標準装備しており、いちおうこのままでもタンデムは可能。ただし乗り心地はある程度の覚悟が必要だ。よりよい乗り心地を求めるなら純正アクセサリーやカスタムパーツメーカーから出ているタンデム用シートを装着するといい。 そしてちょっと面白いのが、スイングアームにタンデムステップが直付けされていること。昔のバイクでは珍しくない構造だったが、現在はスーパーカブ系など少数が採用しているのみ。これでタンデムすると、路面のうねりなどに合わせてタンデムステップが一緒に上下し、パッセンジャーの足も動く。慣れの範疇であり、別にそれで危険といったこともないが、最初はちょっと物珍しさを感じることだろう。 ──スーパーカブC125に純正アクセサリーのピリオンシートを装着したの図。 ※写真は海外向け仕様 なお、バイクの2人乗りは免許を取得してから1年以上が経過している必要があるなど、条件を満たしていないと違反になることは言うまでもない(民明書房刊『大江戸内燃機関大全』より)。
6)ニーグリップできない?!
スーパーカブ系は燃料タンクがシート下にあり、一般的なバイクでいう燃料タンクの場所には何もない。低い位置をフレームが通り、その下にエンジンが吊り下げられている。そんな構造のため、普通にニーグリップ(両膝でタンクを挟んで車体をホールドすること)はできない。 とはいうものの、シートの後ろのほうに座れば腿の内側でシート側面を軽くホールドすることは可能。また、両足のカカトで車体をホールドするヒールグリップは普通にできるので、最初は心もとなく感じることもあるかもしれないが、実際のところ不都合なく運転できるはずだ。 ──足を大きく上げることなく跨れるようにと、こうした構造になったと言われている。 ※写真は海外向け仕様