都内で暮らす30代独身男性の平均年収や貯蓄額、生活費はいくら?【2024年版】
<都道府県の平均賃金(月) 上位都府県>
東京都の30~34歳男性の平均年収は、全国平均の1.16倍と計算すると約421万円、35~39歳では約470万円になります。月の手取りにすると、それぞれ約28万5000円、約31万9000円となります。 ここ数年の傾向を見てみると、東京と地方との格差は少なくなってきています。 また、賃金水準の高い都府県に、栃木県が入ってきたことは大きなトピックでしょう。栃木県は、長らく不人気県のイメージでしたが、2023年のLRT(次世代型路面電車システム)の導入など、明るい話題が多かったことも影響しているのではないでしょうか。 これからの働き方、暮らし方を考えるうえで、東京にこだわらない人も増えると感じました。
30代独身男性は、貯蓄を1カ月5万円以上
これだけの手取りがあれば、それなりにゆとりのある生活も充分可能です。では、30代独身男性は、どのようなことにお金を使っているのでしょうか。 NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションの調査によれば、30代独身男性は貯蓄を1カ月5万円以上しているという結果でした。 この調査は、2018年6月25~26日にインターネットを通じて男女2006名を対象に行われた、「消費者の自由裁量所得と使途の状況に関する調査」です。自由裁量所得、つまりお小遣いのことですが、全世代の平均は1カ月あたり約2万4000円でした。男性のほうが女性より約7000円多く、一人暮らしの人は同居者がいる人よりも約4500円多くなっています。
<性別・居住型別/世代別・居住型別 自由裁量所得の平均値(月)>
1カ月あたりの平均支出金額を性別・世代別で注目した場合、男性の3世代以上で平均支出額が全体の合計平均よりも多かった項目は、ショッピング(30代、40代、60代)、ゲーム(10代、20代、30代、40代)、お酒(40代、50代、60代)、人づきあい・交際(30代、40代、50代)、貯蓄(30代、40代、60代)の5項目でした。では、30代の支出額はそれぞれいくらでしょうか。