【カープ】野村祐輔が引退会見「カープに入れて心から良かった」
今季限りで現役を引退する広島東洋カープの野村祐輔投手(35)が5日、マツダスタジアムで記者会見に臨んだ。「何度も迷ったけど、決断できてすっきりしている。カープに入れて心から良かった」と和やかな表情で話した。同日のヤクルト戦で先発し、13年間袖を通したユニホームを脱ぐ。 【画像】母校・広陵高校出身のカープ選手らに囲まれる野村祐輔 引退を決めたのは9月24日という。家族や高校、大学の恩師に相談し、悩んだ末に結論を出した。広陵高の中井哲之監督からは「ここまで本当によく頑張った」とねぎらいの言葉を受けたという。「ここ数年、なかなか思い通りにいかず、苦しい思いをたくさんしてきた。引退を決めてから今日まではあっという間。さみしい思いと感謝の思いを持ちながら過ごしていた」と振り返る。 会見後には、2007年の夏の甲子園で準優勝したメンバーの土生翔平スコアラーや上本崇司内野手たち、広島所属の同高OBが登場して花束を贈った。今後は「何かしらの形で野球界に恩返ししたい」と話した。
中国新聞社