ヘッジファンドのアローポイント、11月は創業以来の好成績-関係者
(ブルームバーグ): マルチ戦略のヘッジファンド、アローポイント・インベストメント・パートナーズの11月のリターンはプラス3%と、月間ベースで7月の運用開始以来の最高となった、と事情に詳しい関係者1人が明らかにした。同社の運用資産は11億ドル(約1650億円)に増えたという。
非公開情報だとして関係者が匿名で語ったところでは、資産5億ドルでスタートした同社は、2025年前半に最大4億ドルの追加資金を見込んでいる。アンドルー・フレイレサンダース最高執行責任者(COO)はコメントを控えた。
アローポイントを率いるジョナサン・シオン氏は、700億ドルの資産を運用するヘッジファンド運営会社ミレニアム・マネジメントの元アジア共同最高経営責任者(CEO)。
アローポイントの資産規模はこの数年間に新たに設定されたアジアのヘッジファンドとしては最大級。アンカー投資家には、カナダ年金制度投資委員会(CPPIB)や米投資会社ブラックストーン、シンガポールの政府系ファンド、テマセク・ホールディングスの傘下部門が名を連ねる。
関係者によれば、11月の好成績により、創業以来のリターンはプラス1%となった。同社の運用資産は10月までに10億ドルに達していた。
原題:Hedge Fund Arrowpoint Grows to $1.1 Billion After November Gain(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Bei Hu