ユニクロの新アウター「パフテック」って何なんだ…?「ウルトラライトダウン」と比較してみた
バリエーション豊富なキルティングデザイン
続いて、パフテックの特性を活かしたキルティングデザインを見ていきましょう。 ■パフテックリラックスジャケット ダイヤキルトを採用した「パフテックリラックスジャケット」は、トレンド感のあるコクーンシルエットでカジュアルな着こなしにぴったり。小雨程度の水をはじく撥水加工が施してあり、アームホームにゆとりがあるので、ゆったりしたトップスにも合わせやすい仕様になっています。 カラーバリエーションは、ブラック、ナチュラル、ベージュ、オリーブの4色。遊び心のあるコクーンシルエットなので、主張しすぎないベーシックカラーがラインナップされています。 ■パフテックパーカ 「パフテックパーカ」もダイヤキルトのような見え方ですが、2枚の生地を織り合わせる「袋二重構造」を採用。キルトステッチの針穴がないので、雨や風が侵入しにくく、中の綿も抜けにくい仕様になっています。 「パフテックリラックスジャケット」よりもフィット感があり、ドロップショルダーと丸みのある裾のディテールで、タウンウェアとして着用しやすいデザインになっています。 カラーバリエーションは、ダークグレー、ブラック、ナチュラル、パープルの4色。ダークグレー、パープルなど、トレンド感のある色を取り入れています。 ■コントワー・デ・コトニエ「ウルトラライトダウンベスト」 手の届くラグジュアリーを掲げるコントワー・デ・コトニエのウルトララインダウンは、こだわりのあるキルティングデザインを採用。ノーカラーで、ウエストまわりの大きめポケットがデザインのアクセントになっています。 適度にゆとりのあるコンパクトなシルエットなのでアウターとして着るだけでなく、コートの下に重ね着もできます。極細糸を使用することで、軽さとやわらかさを実現。小雨程度の水をはじく撥水加工が施されています。カラーバリエーションは、ブラックとベージュの2色。 通常の「ウルトラライトダウンジャケット」よりもさらに高価格ですが、上質な日常着を求めるなら、満足を得られるのではないでしょうか。 サスティナブルという思想や理念とともに「アニマルウェルフェア(動物福祉)」が提唱され、ダウンの希少性が高まり、価格も上昇する傾向にあります。パフテックには利点も多いので、みなさんのライフスタイルに合わせて、上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。 * * * 関連記事【いまフランス人がユニクロの「ラウンドミニショルダーバッグ」を絶賛している理由】も併せてお読みください。
松本 英恵(カラーコンサルタント)