Jアウォーズ ベストイレブン、神戸から最多3人 3位町田はゼロ
Jリーグは10日、横浜アリーナで年間表彰式「Jリーグ・アウォーズ」を開催し、J1神戸の連覇に貢献したFW武藤嘉紀(32)が最優秀選手賞(MVP)に初めて選ばれた。神戸からのMVP受賞は昨年の大迫勇也(34)に続き2年連続で2人目。ベストイレブンには神戸から最多3人が選出され、DF濃野公人(22)=鹿島=が史上5人目となる新人での獲得を果たした。 ベストイレブンには優勝した神戸からFW武藤、FW大迫ら最多3人が選出。2位広島は2人が選ばれた。関学大出身の鹿島DF濃野は史上5人目となる新人での受賞。右サイドバックながら31試合9得点と活躍し、1998年の小野伸二、99年の中沢佑二、2014年の武藤嘉紀、20年の三笘薫に続く快挙となった。J1初参戦で3位と奮闘した町田からの選出はなかった。 ◆広島GK大迫 「今年の自分のパフォーマンスには満足していない。来年もまたもらえるように今年以上のパフォーマンスを出したい」 ◆鹿島DF濃野 「憧れていた舞台で素晴らしい賞。本当にうれしい。来季は自分がチームを引っ張る」 ◆G大阪DF中谷 「ゴールでチームを助けられたのは進歩。来季は悔しさをバネにタイトルを取りたい」 ◆神戸DFトゥーレル 「誇りに思う。個人的に成長した理由は、仲間に認められたのが一番大きかった」 ◆広島DF佐々木 「この年齢で賞をもらえるとは思っていなかった。今年の結果は悔しい。来季はタイトルを取りにいく」 ◆鹿島MF知念 「(ボランチにコンバートされ)想像できない。世界が変わったような1年だった。来年はセンターバックに挑戦したい」 ◆柏MFマテウスサビオ 「名誉な賞は仲間のおかげ。切磋琢磨した成果がこの賞につながった」 ◆横浜M・FWアンデルソンロペス 「Jリーグには有能なストライカーがたくさんいて、その中で得点王になるのは難しい。それだけに受賞は素直にうれしい」 ◆G大阪FW宇佐美 「(最優秀ゴール賞の得点はキャリアの中でも)ベストだと思う。もっとゴールやアシストはできたので、来季はパワーアップしたい」
◆神戸FW大迫 「喜ばしい賞。チームが優勝したからこその賞でみんなに感謝したい。ほかの30代の選手も頑張っているので、僕も負けじといきたい」