「アルビノを言い訳にしたくない」気持ち強く……19歳の夢はモデル “難病”をポジティブに『every.特集』
■経験や知識を伝えて“誰かの希望”に
さくらさんには、もう1つ大事にしている活動があります。この日、会いに行ったのは… さくらさん 「こんにちは。はじめまして」 アルビノの赤ちゃん、蓮央くん(生後7か月)。SNSで知り合ったといいます。 さくらさんは、自分の経験や知識を伝えるため、アルビノの人や、その家族たちと積極的に交流しています。 蓮央くん母・瑛利果さん 「やっぱり同じアルビノの方の活躍はすごくうれしいし、さくらさんに(アルビノを)広めてもらって蓮央も生きやすいかなと思うので、活躍はすごく楽しみだし、うれしいし応援しています」 さくらさん 「なんでもできるんだよって。一緒に頑張ろうねっていうのを蓮央くんにも。これからも一緒になにか交流できたらなって思います」 自分の活動が、誰かの希望になる。さくらさんは、前を向きます。
■自然な表情で…モデル撮影に挑む
さくらさん 「おはようございます」 さくらさんに、初めての大きな仕事が。 さくらさん 「お待たせしました」 韓国ブランドを扱うセレクトショップからWEBモデルのオファーがきたのです。レッスンでは険しい顔になりがちでしたが、本番では自然な表情が。 担当者 「いったん目休ませる?」 カメラマン 「ゆっくりでいいよ」 時々、目を休めながらの撮影。フラッシュのまぶしさにも負けず、しっかりと表情を作ります。 担当者 「ばっちりです!」 さくらさん 「ありがとうございます! ありがとうございました!」 笑顔でやり遂げることができました。 娘を見守ってきたお父さんは… 父・勝男さん 「それ(アルビノ)をプラスに頑張っているのがすごい…親としてありがたいですね。自慢の娘です」 さくらさん 「自分の障害と向き合って自信を持てたっていう、この今までの20年間の経験があるからこそ、私も頑張ってみようかなっていう原動力とか勇気とかを届けられたらなって思っています」 (11月13日『news every.』より)