ジャイアンツの英雄ポージー編成本部長が動いた!遊撃手アダメズと球団史上最高額7年273億で合意…自身の契約額を抜く、名門再建へ第一歩
複数の米メディアは7日、ブルワーズからFAとなった注目遊撃手のウィリー・アダメズ内野手(29)がジャアンツと7年総額1億8200万ドル(約273億円)で契約合意したと報じた。ジャイアンツ史上最高となる契約額。これまでは、今年から新編成本部長に就いたジャイアンツの英雄バスター・ポージーが持つ9年総額1億6700万ドルだった。編成トップとなり、最初の大仕事で注目遊撃手を自身の契約記録を更新する額で獲得した。 アダメズは今季キャリアハイの32本塁打、112打点をマーク。遊撃手として攻守でチームを引っ張り、地区優勝に大きく貢献した。ジャイアンツは近年、FA市場で遊撃手を欲していたが、獲得できなかった。22年オフには、コレア(現ツインズ)と契約間近まで迫ったが、フィジカルの結果で破談となった。昨オフには三塁手のチャップマンを獲得し、9月に6年の延長契約。三塁と遊撃を、右の強打者で固めた。 古豪ジャイアンツは近年、宿敵ドジャースの後塵を拝し、低迷している。今季もプレーオフ争いに絡むことなく、80勝82敗でナ・リーグ西地区4位に沈んだ。ドジャースとの総合力の差はまだ大きいが、ドジャースも狙っていたとされる大物と合意。かつて黄金期を築いたポージー編成部長は、名門再建へ一歩を踏み出した。(写真はAP)
中日スポーツ