キングオブコント17代目王者『ラブレターズ』溜口佑太朗、優勝の瞬間「血の気が引いた」 本番前には『吉兆』の発見も
コント王の称号と優勝賞金1000万円を争うカーネクスト presents「キングオブコント(KOC)2024」の決勝が12日、東京・赤坂のTBSで行われ、お笑いコンビ「ラブレターズ」が17代目王者に輝いた。 過去最多のエントリー3139組の頂点に立ったラブレターズ。ダウンタウン・浜田雅功(61)が司会を務め、TBS系で生放送された決勝のファーストステージでは、10組がコントを競い、上位3組によるファイナルステージでロングコートダディとファイヤーサンダーを退けた。 ラブレターズはASH&Dコーポレーション所属で結成16年目。KOCは17回目の挑戦で決勝進出は11、14、16、23年に続く5度目で悲願の優勝に手が届いた。 優勝を決めた2人は生放送後の会見に登場。塚本直毅(39)は「信じられないです。粘りに粘った。ゴールした感じ」と語り、溜口佑太朗(39)は「負け続けてきた人生なので続けていれば報われると、自分をほめたいと思う」と喜びを言葉にした。 本番前の気持ちを聞かれ、溜口は「(同じ事務所の先輩)大竹まことさんから『おまえら優勝なんてないんだから』と言われて自分たちに期待しないまま会場に来た」と明かした。優勝の瞬間は「血の気が引いた」とも。 ファーストステージでは「光」と題したドングリをステージでぶちまけるハチャメチャなコントを披露、ファイナルでは「YOUは何しに海岸へ?」というシュールなコントを展開した2人。溜口は「本番前、喫茶店に入ったらドングリが1個足元に落ちていて『何かあるな』と思った」と”吉兆”の発見を語った。 賞金の使途を聞かれ、塚本は「子どもがいるので学資保険に」と話し、溜口は「(副賞で)おコメをもらったのでいつコメ不足になるか分からないので備蓄米を買います」と説明。さらに「(オードリーの)春日(俊彰)さんから『おめでトゥース』の連絡があった」と打ち明けた。 溜口は5度目の決勝について「2007年にKOCに出たときは史上最年少といわれたのに今回、予選で若い人と戦って老害みたいになって、早く抜けろよと思われたのでいい結果で抜けられます」と安堵(あんど)の心情も。 ファイナルに勝ち上がった3組はファーストステージでは475点のロングコートダディとラブレターズ、476点のファイヤーサンダーという大接戦。ファーストステージとの合計点で競ったファイナルでも準優勝のロングコートダディとの差は1点だった。 来年1月8日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで今回の決勝進出者らが出演する「キングオブコントLIVE2024」(2回公演)が開催されることもこの日発表された。
中日スポーツ