足が臭くなりやすい女性の特徴とは?サンダルの季節、正しいフットケア&ニオイ対策アイテム
足のニオイ予防に! 今日から始めたい正しいフットケア
では、足のニオイを発生させないための方法とは? もちろん足や靴を清潔に保つことは基本ですが、誤ったケアが逆効果となっていることもあるのだとか。足のニオイ予防に身につけたい、効果的なフットケアの方法とそのポイントを上田先生に教えていただきました! ●お風呂タイムの最後に角質ケア お風呂では、最初にサッと足を洗ったあと、湯船で体を温めてから改めてしっかり洗うのがベスト、と上田先生。「湯船に浸かったりシャワーを浴びたりして皮膚をふやかし角質を柔らかくしておくと、硬くなった古い角質も落としやすくなります。洗い方のポイントは、足の指の間に手を入れて優しくこすり洗いすること。指の間はあかや汚れがたまりやすいにもかかわらず、意識しないと見逃しがちな場所。丁寧に洗うようにしましょう」 角質ケアは大事ですが、自分で角質削りなどを使う際には注意が必要です。「角質を一度に削ろうとせず、様子を見ながら数日間かけて調整するのがおすすめです。心配な人はフットケアのプロに任せるのも手です。また、余分な角質を取り除いたあとは、クリームなどで保湿することも忘れずに」 ●週に一度はスペシャルケアを 週に1回は、フットバスなどで角質を柔らかくしたあと、ゴマージュやピーリングジェルを使ってスペシャルケアを。ゆったりと足を温めることで、同時にストレスケアもできそうです。「フットバスには、オイルなどで薄めたアロマ精油を垂らしてもいいですね。おすすめは、抗菌作用のあるティーツリーやラベンダー、制汗作用や防臭効果のあるサイプレスです。角質ケアのあとの保湿も忘れずに」 ●爪切りは定期的に 意外と忘れがちなのが、足の爪ケア。「爪を伸ばしていると、爪と指の間にあかがたまりやすくなります。定期的にカットをしましょう。特にジェルネイルをしていると、たまった垢や汚れが見えにくいので、より意識的にケアすることが大切。柔らかい爪ブラシなどで、ひと指ずつ優しくケアするのがいいでしょう」 ●靴選び&履き方にも気をつけて 靴は、少なくとも3足をローテーションするのが理想だと上田先生。「履いた靴は下駄箱にすぐにしまわず、風通しのいいところで2~3日乾かすようにしましょう。特に雨の日や汗をたくさんかいた日は、靴乾燥機や紫外線の殺菌ライトなどで早めにケアしておくのがおすすめ。そうしたケアグッズを玄関に常備しておくと便利です」 お話を伺ったのは 産婦人科医 上田弥生先生 産婦人科医。総合病院、市立病院、都内のクリニックなどで一般産婦人科診療を行いながら、デリケートゾーンのアンチエイジング治療とワキガ・多汗症の治療に携わる。食事療法やアロマ、漢方、心理療法などを織り交ぜ、セルフケアのアドバイスも行なっている。著書に『オトナ女子のためのスメらない手帖 (健康美人シリーズ)』(主婦の友社)など。 構成・文/政年美代子 Illustration by Sky_melody / iStock / Getty Images Plus 資料提供/シービック