斉藤ブラザーズの兄ジュンが３冠王座を奪取「最高にいい気分だ。来年は俺についてこい。もっともっと楽しませてやるよ」
「プロレス・全日本」（３１日、国立代々木競技場第二体育館） 「ゼンニチ大晦日２０２４」のメインで王者のデイビーボーイ・スミスＪｒ．（３９）に斉藤ブラザーズの双子の兄・斉藤ジュン（３８）が挑戦する３冠ヘビー級選手権試合が行われ、ジュンがスミスを破って第７５代王者となった。 ジュンは弟レイとの世界タッグ王座、世界最強タッグ決定リーグ戦優勝、プロレス大賞最優秀タッグチーム賞に続く勲章を獲得。スミスは初防衛に失敗した。 ２０分過ぎ、スミスの必殺ブルドッグボムをカウント２で返したジュンは、スピアーでカウント２を奪うと、この日２発目のサイコブレイクでたたきつけてフォール勝ち。悲願の頂点王座を手にして「体中が痛いな。言いたくないが最高にいい気分だ」と喜び、スミスの決めゼリフと自身の決めゼリフを合体させた「アイ・ラブ・ゼンニッポン！ＤＯＯＭ！」をスミス、観客と決めるとスミスと抱き合った。 ２月の３冠挑戦では中嶋勝彦に敗れ、ファンとの「全日本プロレスで必ず満足させて楽しませる」という約束を果たせなかったジュンは「今日はファンの皆との約束を果たせた。約束をかなえたぜ」と胸を張り、「来年はもっともっと盛り上げていくから、俺についてこい。もっともっと楽しませてやるよ。全日本プロレス、ＤＯＯＭ！」と、エースの責任感を口にしていた。
