【高校サッカー三重全力応援】津工業の新たな時代へ!「津工業」を応援したい5つのこと
三重県の県庁所在地、津市にある工業高校の県立津工業高校。12月28日に開幕する全国高校サッカー選手権大会に三重県代表として出場します。 初戦は12月31日の2回戦で、前回大会全国ベスト4の結果を残した東京A代表の私立堀越高校と駒沢陸上競技場で対戦。 国立競技場での開幕戦を戦った101回大会以来、2大会ぶりの選手権全国大会に出場する、三重県代表津工業の応援したい5つのポイントを紹介します。
1.創立100年を超え、他分野で貢献
1917年(大正6年)に津市立工芸学校として創立。100年を超える歴史を持つ津工業高校。生徒数は3学年で約680人。このうち95%以上が男子生徒です。 映画「浅田家!」のモデル、写真家の浅田政志さんは津工業のOBとして知られています。 またスポーツではヨット部が国スポなどで全国制覇を達成している強豪。このほか津工業は全国の高校生がごみ拾いを競い合う「スポGOMI甲子園」の初代王者ですが、当時優勝チームはサッカー部で構成されていました。スポーツ、文化、他分野での活躍を見せる学校が津工業高校です。
2.国立競技場での開幕戦以来2大会ぶりの出場となるサッカー部
サッカー部の創部は1948年。過去夏のインターハイには3度、選手権全国大会は今大会を含め4回目の出場となります。 選手権では、藤田 一豊前監督のもと2回目の出場となった第86回大会で全国ベスト4を達成、旧・国立競技場のピッチに立ちました。 ショートパスを中心としたパスサッカーと個を生かした攻撃的なサッカーは全国から大きな注目を集め、パスサッカーは津工の代名詞となりました。 さらに15大会ぶりの出場となった101回大会では、抽選の結果、現在の国立競技場で、東京の私立成立学園と開幕戦を戦い、三重県の学校で、新・旧の国立競技場でプレーした唯一の学校となりました。 2大会ぶりの出場となる今大会は、まず初戦の2回戦を突破し、新年を全国大会で迎えることを目標としています。
3.延長戦の末敗れたインターハイ予選の悔しさ
2大会ぶり4回目の選手権全国大会をつかんだ津工。三重県大会の準々決勝と決勝の2試合でPK戦を制しつかんだ夢舞台でした。 県立四日市工業との決勝戦では、相手のコンパクトな守備に苦しみ、前半12分に先制を許した津工。ゲームキャプテンでエースの土谷 飛雅選手(3年)は「失点したあと、みんなで集まって話し合った。そこで一体感が生まれた」と振り返ります。 すると前半27分、1年間を通して磨いてきたセットプレーから、相手のクリアボールを林 叶希夢選手(2年)がダイレクトで右足を振りぬき同点に。延長戦に突入した試合では、多くの選手が足をつらせながらもサイドを起点にチャンスを作り100分間を戦い抜きました。 土谷選手は「インターハイ予選決勝の延長戦で敗れた悔しさが大きな力になった」と話します。津工は今年度、夏のインターハイ予選の決勝で私立三重を相手に、スコアレスのまま突入した延長戦で失点。0-1で敗れ、全国大会を逃していました。 夏の悔しさを胸に戦い抜き、迎えたPK戦では絶対的な守護神、GK中尾 楓汰選手(3年)が2本PKをストップする活躍を見せるなど、激闘の決勝戦を制した津工が2大会ぶり4回目の選手権全国大会出場を決めました。